感想文自由形。

自分で見たもの、聞いたもの、やったこと、あらゆる体験の感想文を自由気ままに綴っています。

「私と仮面ライダー」アギト編

第2回 仮面ライダーアギト

平成ジェネレーションFOREVERの公開までに平成ライダーを振り返る企画「私と仮面ライダー

 

今回は仮面ライダーアギトです。

 

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目覚めよ、その魂。

クウガに引き続き、当時リアルタイムで見てはいたのですが中学生当時、日曜日の朝は必ずしも家にいるわけではなかったので全話観れてはいませんでした。

 

なので当時のアギトの印象としては…

アギト…クウガに似てるな。

G3…全然勝てないじゃん。

ギルス…なんか生々しいな。

 

ぐらいにしか思っておらず、今思い返すと「なんて失礼なガキなんだ!」と思います笑

(アナザーアギトのことは覚えてすらいない笑)

 

これらの印象は改めて見直した際にすべて覆っておりますので、どうか広い心で続きを読んで頂ければと思います。

 

3人の仮面ライダー

孤独な戦いを続けていたクウガと違い、アギトにはメインとして3人のライダーが登場しますが、それぞれの境遇が全く異なっているのが面白いですよね。

 

主人公である津上翔一=アギトは事件の影響で仮面ライダーになった男。

 

記憶喪失であり、本名は沢木哲也であるという複雑な事情を抱えた彼ですが、本人が非常に明るい性格でその影を一切感じさせないところもあり、実は平成ライダーの中でもトップクラスにメンタルが強いんじゃないかと思っています。

 

日頃の彼が明るすぎるので淡々と戦うアギトはまるで別人なんじゃないか?と思ったこともありますが、そういう切り替えができるのもメンタルの強さ故なのかもしれません。

 

特に印象的だったシーンは真魚ちゃんのお弁当を食べてパワーアップしたところですね。

(厳密には弁当の力で覚醒したわけではないですが)

 

そういうネタ的なことを抜きにしても、バーニングフォームの只者ではない存在感と、パンチだけで敵を圧倒する強さは見ていて痺れました。

 

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ただの人間だ!

未確認生命体に対処するために開発されたG3に変身(装着?)するのは氷川誠

 

厳密に繋がっているわけではないそうですが(漫画版だと同一世界らしいです)、未確認生命体4号=クウガをモデルにして作られたそうですが、先に述べたように放送当時はアギトが現れるまでの時間稼ぎ役くらいにしか思っていませんでした。

 

ですがちゃんと見返すと負けたシーンは少なく、G3-Xパワーアップしてからは普通に強いと思えるほど活躍していました!

 

G3の名シーンと言えば最終盤、その力に驚いた敵に「お前は何者だ!?」と問われた時に「ただの人間だ!」と返したところでしょう。

 

序盤の苦戦を見ていますから、あのシーンはとにかく熱かったです。

 

ライダーになってしまった男

不完全なアギトである所のギルスに変身する葦原ですが、彼は劇中でかわいそうな目にばかり遭うので、神はどうして彼にばかり試練を与えるのだろうと同情するばかり。

 

そもそも全くライダー力を全く望んでいないにも関わらず戦いに巻き込まれて上に、変身する度にボロボロになり、親しくなった人たちですら不幸になるなんて…かわいそすぎます。

 

ただギルスの生物感のあるデザインはかっこいいですよね。戦い方もワイルドで素敵なのですが、噛みつき攻撃をやめてしまったのは事情とはいえ勿体なかったです。

 

第四のライダー

そして忘れてはいけないのはアナザーアギト

 

木野さんは渋すぎますし、変身した姿もある意味一番仮面ライダーらしい姿をしていて大好きです。

 

彼もまた思い過去を背負っていますが、改めて見返すと朝からよくこんな重たいテーマやってたなと驚かされます。

 

それにしても、公式にアナザーアギトと呼ばれる存在がいるなか、ジオウでのアナザーライダーの呼称もおそらくアナザーアギトになると思われるので非常に紛らわしくなるのではないかと勝手に心配しております。

 

究極のテーマに挑んだ作品

全話視聴後、アギトに関する様々な記事を読み漁りましたが、きっとすべてを理解できてはいないと思えるほど、この作品のテーマは深い所にあります。

 

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それは「神殺し」という究極的なテーマですが、これは生前の石ノ森章太郎先生が結果描き切ることができなかったものだと聞いています。

 

そのテーマを平成に甦った仮面ライダーで描いたという点で、アギトは非常に挑戦的な作品だったと思います。

 

きっと完全に理解するにはまだまだ勉強が足りないと思いますので、またいつか見返したい作品です。

 

アギトと言えば…

 

最後に、アギトを見てると焼肉食べたくなりますよね…笑

 

翔一君も最終回では料理人になっていたり、氷川さんが豆腐掴めなかったり、何かと食事のシーンが多いのもアギトらしさですよね。

 

曰く、食事はキャラクターの個性が出るとのことで脚本の井上敏樹さんのこだわりがあるそうですが、アギトは特にその印象が強いです。

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 忘れていました。アギトのキックの一連の流れは本当にカッコいいですよね。

上の画像見て思い出しました笑

 

ということで次回は龍騎

戦わなければ生き残れない!!

 

「私と仮面ライダー」まとめ記事はコチラ

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小説 仮面ライダーアギト (講談社キャラクター文庫)

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