第3回 仮面ライダー龍騎
平成ジェネレーションズFOREVERまでに全平成ライダーのことを振り返るこの企画。
今回は「仮面ライダー龍騎」です。
戦わなければ生き残れない!
放送当時、「仮面ライダーが10人も出るの?なんじゃそりゃ!」と上辺だけで判断し、見向きもしなかった龍騎ですが、近年のライダーを見ている中で「歴史に学ぶことも大切!」と最初に見始めたのが龍騎でした。
思えば中学生の時よりも、大人になった今観たことに意味があったと思います。
それまでのクウガ、アギトとは全く異なる世界観と、龍騎とナイト、2人のライダーを中心とし、数多くのライダーの思惑が絡み合うストーリーに一気見だからこそのめり込むことが出来た部分もあると思うのです。
ライダー同士の殺し合いというショッキングな物語はもちろん、これほど多くのライダーが登場する作品は他にありませんし、その誰もが強烈な印象を持っているからこそ、今でも語り継がれる作品なのかと。
何の為、誰の為に戦うのか。
各々が自分の願いを叶えるために戦い合う中で、主人公である真司は巻き込まれたような形ではありましたが、ただその時の素直な感情に従うというスタンスはある意味わがままな部分もあり、誰もが戦う明確な理由を持っているからこそ、個々のキャラクターが立っていたと思います。
中でも、個人的に一番惹かれたキャラクターは浅倉猛=王蛇ですね。
とりわけぶっ飛んだキャラでしたが、行動のすべてに彼なりの根拠があるのでとんでもないことをしでかしても「浅倉ならやるよな」と簡単に思わせてくれるような、ある種のカリスマ性がありました。
絶縁状態だった弟を騙して殺してしまうエピソードがありますが、途中まで割と本気で「あの浅倉が改心するなんて…」と動揺しながら見ていたので、やっぱり殺しちゃうんだー!となった時は笑うことしかできなかったです笑
こうして見ている側の期待に応えてくれるキャラクターは見ているだけでも気持ちがいいですからね。
衝撃的なラスト
当時大人気だったことから、龍騎には様々な形のエンディングが用意されていますが、私はレギュラー放送の結末が一番好きです。
まさか最終回を前にして真司が命を落としてしまうとは…。リアルタイムで見ていたら物凄い衝撃だったのではないかと思います。
いうて仮面ライダーは子供向けの番組ですから、最後に必ず勝利するはずの存在である主人公が死んでしまうなんて、誰が予想していでしょうか。
ただ、龍騎という作品において、各々が自分の「正義」を持っているわけですから、誰が勝利しても「正義が勝つ」というフォーマットは守られることにはなるんですよね。
とはいえ真司が死んでしまったのは本当にショックでした。その際の蓮とのやり取りには思わず息を飲みましたし、冷たい態度を取り続けてきた蓮が「死ぬな!」と呼び掛ける姿にはグッときました。
最終的にはミラーワールドの存在が無かったことになり、ライダーバトルも存在しない平和な世界に戻るわけですが、どんな願いであれ、自分の為に何かできるのは自分しかいないという強いメッセージが胸に残りました。
龍騎と言えば…
全体ではなく、細かい所でお気に入りのシーンを挙げるとすぐに思い出されるのは浅倉の奇行がほとんどなのですが(パスタに入った貝を殻ごと食べたり笑)、やはり初めて龍騎サバイブに変身したシーンのカッコよさは特別ですよね。
正直、放送当時龍騎を観なかったのは「見た目をカッコいいと思えなかった」のも大きかったんです。
王道的なクウガ・アギトはすんなり受け入れていましたが、ギリギリの昭和生まれの私には子供なりに「仮面ライダーといえばこうでしょ!」的な偏見があったんでしょうね。笑
ただ、当時の私でも龍騎サバイブの初登場シーンは絶対カッコいいと思ったはず!
ちゃんと見てれば普通の龍騎もカッコいいと気付いたと思いますが…まあ今は正しく視聴できたので良しとしましょう!
龍騎の人気があったからこそ、今日の平成仮面ライダーブランドが確立されたと言っても過言ではないと思いますので、ライダーにどっぷり浸かった今、一番見直したいライダー筆頭です。
次回は555!
今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
次回はまたいつになるかわかりませんが、555編をお届けします!
平成ジェネレーションズFINALの公開が12月22日ですから、これまでの週1ペースだと到底間に合いませんので近いうちにお届けできると思います笑
それではまた…OPEN YOUR EYES,FOR THE NEXT 555…
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