第9回 仮面ライダーキバ
放送から10年、真骨彫の発売も決まって再び盛り上がりを見せている仮面ライダーキバです!
前回電王編はコチラ
キバっていくぜ!
どこかアメコミヒーローっぽいビジュアルが非常にカッコいいですよね。
ですが当時は舞台が現在と過去に目まぐるしく変わっていく展開についていけなくなり、割と早々にリタイアしてしまった記憶が…(イクサが登場する前なので割と序盤かと)
ただ一気見すると話がこんがらがることなく見れたので、改めて見返して良かったシリーズの筆頭かもしれません。
これまでのライダーには見られなかったような耽美なビジュアルと、昼メロドラマのような親子二代に渡る愛憎劇は唯一無二の個性でしょう。
愛に生きる男
現代と過去で二人の主役がいる本作ですが、やはりこの作品は紅音也の存在で成り立っていると言っても過言ではないでしょう。
本来であれば彼のような軽薄な男はあまり好きにはなれないのですが、彼の場合は全てに偽りがなく、筋が通っているのでかっこよく見えてしまうという不思議が笑
愛に生きる男であり、愛に死んだのがその一番の証拠です。
彼は登場人物の殆ど全員に大きな影響を与え、生き方さえも変えてしまうような男でしたが、それも頷ける芯の通った男でした。
仮面ライダービルドでもグリスを演じた武田航平さんは共に印象的な役を好演されてますね。
イクサ、爆現。
2号ライダーであるイクサの存在は過去と現在を繋げる上でも欠かせない存在として、物語の重要な役割を果たします。
今思うと変身者が沢山いるライダーの走りのような存在ですが、この設定が多くのドラマを生みました。
現代で変身する名護さんは非常に不器用ですが何だか憎めないキャラですよね。
過去にタイムスリップして音也に遊び心を教わることで名護さんが変わるというのもキバならではの展開ですごく好みでした。
そして、名護さんといえば忘れてはならない753Tシャツ…ではなく、「魑魅魍魎跋扈するこの地獄変、名護啓介はここにいる。イクサ、爆現!」このセリフ。
いきなり語り出した時は「何言いだしてるんだ?」と一瞬困惑しましたが、改めて思うとこんなカッコいいセリフ名護さんにしか許されない特別な何かを感じます笑
印象的なエピソード
一番好きなエピソードとしては過去で倒された音也イクサの腕が未来で渡を救う所でしょうか。
親らしいところが殆ど描写されない音也が最後に子供の為に残したものと言いますか、このような形で親から子に想いが伝わっていったのは感動的でした。
思い出そうとすると愛する者の為にボロボロになってでも戦う音也の姿ばかりが浮かぶのでやっぱり音也で成り立っているのだなと思いました笑
肝心の主人公に関して
ここまで主人公の渡に殆ど触れていないので最後に笑
始めは引きこもり(この世アレルギー)で何のためにファンガイアと戦っているかもハッキリとしないので全く感情移入できませんでしたが、親の影を追いながら少しずつ進んでいく様は応援したくなるものがありました。
人は誰かに支えられてい生きているというのが全体を通して描かれているシリーズだと思いますが、そういった意味では象徴的な主人公ですね。
それにしても、戦いにおいては非常に頼もしさを見せる渡ですが、一体どこで格闘術を学んだんですかね…音也譲りの才能ということにしておきましょうか笑
運命の鎖を解き放て!
改めて見たことでその良さに気付けたキバでした。
最強形態であるエンペラーフォームが実は本来の姿であるとか、何かと中二心をくすぐる設定なども含めて今は大好きです。
ということで次は折り返し、ディケイドですね!おのれディケイド!!
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