フジテレビ開局60周年特別企画
1月6日に放送されていました特別ドラマ「レ・ミゼラブル 終わりなき旅路」を観ました。
3時間もあるので見るのも気合いが必要だなーと思いましたが、始まったらストーリーに引き込まれ、あっという間に見終えることができました!
非常に面白かったので感想をまとめておきたいと思います!
観ようと思ったキッカケは…
レ・ミゼラブルという名前は聞いたことがある程度で、どんな物語化は一切知りませんでした。
それでも見ようと思ったのは主題歌がAimerさんだから!という所が大きいです。
あと、今の芸能界で一番美しい顔をしていると思っている仮面ライダーメテオこと吉沢亮くんが出るのもポイントでした!
それ以外の情報が無い中で見始めましたら、アンナチュラルの中堂さんも出てくるし、最近お気に入りの山本美月さんまで出ているじゃないですか!
この段階で「録画して良かった…」と確信しました。
とにかく悲しいこと続きのドラマ
物語の始まりは1994年に遡ります。
そこから2019年の現代まで続く壮大な物語を1回のドラマで描き切るのですから、非常にテンポが良く、一瞬も飽きることなく見れました。
元々のストーリーを知らないので、どの要素が原典からの引用なのかはわかりませんが、阪神淡路と東日本、二つの震災を物語に組み込むことで日本版レ・ミゼラブルと呼ぶに相応しい作品になっていたんじゃないでしょうか。
「他人に成り代わって生きる人生の中で、自分の命の意味を考える」というのがテーマでしたが、とにかく登場人物の多くに不幸な出来事ばかりが起きるので、可哀そうで仕方がありませんでした。
のっけからメチャクチャかわいそうですからね。
苦労して弟に会いに来たら亡くなっていた時点で最高に悲惨です。
それからも悲惨な出来事を挙げればキリがないほど、悲しいこと続きでした。
個人的にもっとも可哀想だったのは先述の弟のシーンと、山本美月さん演じるシングルマザーが亡くなってしまうシーンですかね。
娘の為にあんなに頑張っている人がどうしてこんな悲しい目に遭わなければならないのかと思うと本当にかわいそうで…山本美月さんが好きなので余計にかわいそうというのもありますが笑
贖罪と復讐の物語
阪神淡路大震災を経て東京に移り住んだ所から吉沢亮くんが成長してディーンフジオカさんになりますが、どことなく雰囲気が似ていて素晴らしい配役だと思いました。
亡くなった友の代わりに弁護士となって、できる限り人の為に生きる姿には共感できましたが、とっても淋しい生き方でもあります。
あんなに壮絶なシチュエーションは早々起こりえないと思いますが、果たして自分だったら同じように生きることができるだろうか…事故とは言え人を殺してしまっていますが、尊敬できる生き方でした。
なので刑事になって馬場純を追い続ける中堂さん(すいません、アンナチュラルのイメージが抜けず笑)よりも、ディーンさんの方を応援していました。
この作品のテーマには「罪とどう向き合っていくか」という所もあると思いますが、馬場純はできる限り自身の罪を償ったのではないでしょうか。
中堂さんも最終的には自分の手で彼を裁くことはできませんでした。
ただこの選択も、馬場純が自分を殺し、誰かのために生き続けた結果ですから、「これもまた運命」ということなのでしょう。
見返したくなりそうなので保存しておきます!
抗いきれない運命であるとか、業のようなものを感じるスケールも内容も壮大なドラマでした。
娘夫婦がその後どうなったのかとか、逃走を手助けした園の人は裁かれてしまうのかとか気になる所もありますが、それを気にするのは野暮ということにしておきます笑
あの時のこの出来事がこう繋がっていく、みたいな作品が大好きですので、またいつか見返したいと思います。
それに、原典のレ・ミゼラブルにも興味が出てきましたのでチェックしたくなりました!
最後に流れたAimerさんの曲も雰囲気に合っていて素敵でしたし、観てよかったと思える作品でした。

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