大胆なカットに驚きの第2作目
昨日に続き、新作公開に備えてコードギアスの劇場版3部作をおさらいしています!
今回は第2章「叛道」の感想をお送りしますが、まず一言だけ。
「カットされたシーンの数が尋常じゃねぇ!」
非常に盛り上がる1期の終盤から続編R2の導入を1つの作品として見せないといけないので、そうなることは予想していましたが、にしても大胆なカットで驚きました。
では第1章と同じように、観ていた当時を懐かしみながら改めて抱いた感想を綴っていきます。
最初っからクライマックスだぜー!
別に私にモモタロスが乗り移ったわけではありません。
非常にイイところで前章が終わったので、第2章たる本作はとにかく初めから非常にテンションが高い!
続けて見ているから違和感なく見れますけど、劇場で見ていたら前作から何ヶ月も待たされることになっていたはずなので、やっぱり見ないでいて正解でした。
まだ本作の序盤はルルが学園と黒の騎士団の二足の草鞋を履いているこの作品ならではのシュールな部分を見ることが出来ましたが、ストーリが進むごとに学園のシーンは減り、ルルと同様に安らげる所が無くなってしまう寂しさを感じました。
学園祭でユフィと出会うことによって物語が大きく動きますが、やっぱりあのシーンは盛り上がるというか盛り下がるというか、複雑な気持ちになりますよね…。
虐殺皇女は今見ても衝撃的
ギアスを語る上で欠かすことのできない「血染めのユフィ」ですが、10年以上経った今見ても強烈でした。
当時はあのような悲惨な結末になることを知らずに見ていたのでかなりショックでしたが、行く末を知った今見ると余計に悲しくなりました。
誰しもが望まなかった悲劇なので誰を責めることもできない分、やりきれない気持ちになります。
ユフィはただ純粋に大切な人を思って行動しているだけで、誰からもヘイトを集めていないキャラだと思いますが、そんな愛されキャラにあんな結末を用意するなんて制作は本当に鬼畜です(褒めてます)
この話数に至るまでにそこそこハマっていましたが、この回を機にどっぷりいったので、やっぱり名作にはこういう「裏切り」が欠かせないのだなと思いました。
もし仮に、ルルのギアスが暴走することなく行政特区日本が成立していたら…そんなifルートを想像したくなるのも作品の持つ魅力でしょう。
ただただ平和になって終わるとは思いませんからね…。
この事件をキッカケにルルーシュがぶっ壊れていく様は痛々しくもありますが、あまりの振り切りっぷりにも笑うしかなくて「これぞギアス!」って感覚を久々に思い出すことが出来ました。
にしても、スザクがユフィの最期にウソをつくシーンは本当に切ない…。
ブラックリベリオンからはとにかく怒涛!
そこから1期のクライマックスであるブラックリベリオンに雪崩れ込みますが、怒涛の展開続きで気付いたらR2の部分に突入していた程でした。
改めて思ったのは1期の終わり方って本当に最悪ですよね。
これまでルルが隠してきたことが殆ど露見してしまって黒の騎士団も壊滅状態。
当時の視聴者はこの状態から長い間待たされたんですよね…想像しただけでも最悪です笑
しかも2期が始まったと思ったらまた1話の焼き直しのような物を見せられて…やっぱりギアスは攻めた作品ですね笑
ただ本作ではR2の序盤が大幅にカット・改変されていて、少し当時のことを懐かしみたいと思っていたのですが、尺の都合上しょうがないですね。
ただ、スザクの新作カットがあったおかげで限りなく自然な流れでR2のシーンに入れたと思います。
まあここで大幅カットされたことで第3作の盛り上がる所を沢山見れるということになれば結果オーライでしょう!
やっぱり気になる改変シーン
第2章に入って改変されたシーンが少しずつ増えてきました。
やはり気になったのはシャーリーのギアスが解除されたことですね。
当時アニメの視聴歴が浅い私にとっては彼女の死はかなりショックだったので、今回の改編で彼女の扱いは大きく変わるのでしょうか…。
あとはR2で仲間になるロロとジェレミアの扱いですかね。
ロロが「ロロ雑巾」として扱われるところがちょっと楽しみだったので、ロロ的には生き残れてハッピーだと思いますがちょっと物足りなかったです。
オレンジことジェレミアもあっさり仲間になりましたし!好きなキャラなので嬉しいですけど!
まあこの唐突さも第1章でルルーシュに特別な感情を持っていることがチラッと描写されていたので受け入れることは容易でした。
本来死ぬはずだったキャラクターが生き残るのは今後の物語に大きな影響を及ぼすはずなので、早いところ第3章も観ちゃおうと思います。
やっぱりギアスは面白いなぁ…としみじみ思う。
10年以上経っても色褪せない魅力がある作品だなと改めて思います。
この10年で技術など進歩したことは沢山あると思いますが、古さを全く感じない
辺りが本当に面白い作品ということなのでしょう。
最近は作画がヘタレたアニメが話題になることが多いですし、1クールの放送本数が増え過ぎた為にそういう作品の率はどんどん増えています。
話が面白いのも大事ですが、絵の綺麗さも大事だと気付かされました。
スザクがゼロの正体を知ってしまうシーンがありますが、壊れたヘルメットから出てきた顔があの美しいルルーシュでなければあの盛り上がりは絶対に生まれません。
やっぱり優れたキャラデザだなーと改めて思わされました。
仮にギアスが今現在に放送されていたとして、あのシーンがショボい絵だったらこれほどハマっていなかったと思いますから。
さて、気分が盛り上がった状態ですぐ続きを見れるのはイイですね!
明日の新作公開に合わせて今日中に見てしまいたいと思います!
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第1章「興道」の感想はコチラ
第3章「皇道」の感想はコチラ