両者良い所ナシ!といった感じでしょうか…
丁度金曜日のこの時間に出発し、只今帰って参りました!
ジャスト24時間の旅でスタートした2019年シーズンのJリーグですが、初戦は引き分け。
ゼロックス杯の敗戦から改善が見れるのか?が個人的なポイントでしたが、あまりその様子は見られなかった印象です。
取り急ぎ、現時点で感じる浦和の問題点を挙げたいと思います。
相手を剥がすシーンが無く、常にマンツーマン状態。
一番の大きな問題としてはシュートチャンスを作れないことにあるのですが、そこに至るまでの問題があるのでシュートまで至らないのだと考えます。
相手にとって怖い場面を作れないのは、相手を「剥がす」ことができず、数的有利をどの局面でも作れていないからではないでしょうか。
この問題を解消するにはドリブルで相手を抜き去るか、素早いパス交換、サイドチェンジしかありませんが、どれも行われていません。
パスは何となく繋げているイメージがありますが、結局パスを回した先に必ず相手ディフェンスがいるので、「怖い」攻撃をすることができず、言うなればパスを「回させられている」感じになってしまっているのです。
去年までは自然にできていたこれらのことが出来ていない理由は、やっぱり彼の不在が大きいと思います。
やっぱり大きい武藤の不在。
先週行われたゼロックスの感想でも書きましたが、やはり武藤の不在が与える影響は大きいです。
前回は守備時の動きと前後のつなぎの部分で武藤の不在が大きいと書きましたが、今回感じたのは前を向いてボールを運べる「推進力」の無さにも影響があると思いました。
彼の特徴はとにかく色々な所に顔を出せるポジショニングの良さと、ボールを前に運べる推進力とそれを可能にするスタミナにあります。
こうして攻守に於いてキーマンになる彼の不在がこんなに大きいとは…想像以上でした。
先ほど挙げた点だけでなく、武藤にはドリブルもありますから、うまいこと行けば相手を剥がすことができるわけです。
正直、贔屓目に見ている所もありますが、やはり「武藤がいたらなぁ…」と思うシーンが多すぎて、彼の復帰があるまでこのチーム大丈夫かな…という不安が拭えません。
改善の為にできる事は「前を向いての守備」
個人の力量に頼らなくても済む点で取り急ぎ改善するために考え付くのは、相手のボールをインターセプトなどして前を向いた状態で奪うことで素早く攻撃に移ることでしょうか。ターンオーバーの速度を上げるってことですね。
このプレーが得意なのが武藤と同じくケガで不在の青木なので、結局「個」に依ってしまうかもしれませんが、少しでもこういったボールの奪い方ができれば相手の陣形が整う前に攻撃を仕掛けることができるので、相手にとって「怖い」シーンを作れるのではないでしょうか。
今日見た範囲では殆どそんなシーンは見られませんでした。
エヴェルトンにその適正があるかはまだわかりませんが、このままでは同じような試合展開を続けるだけで、いつまでもゴールのニオイがするプレーはできないのではないかと心配しています。
次節はホーム開幕戦!因縁ありの札幌!
まあこうして口で言うことはいくらでもできますが、プレーするのはあくまでも選手ですし、指示を出すのは監督です。
また1週間後には試合がやってきます。
限られた時間しかありませんが、早い所手を打っておかないと手遅れになりかねません。
どうやら他会場の結果を見ると波乱の展開が多いようなので出遅れた感はありませんが、そういう時こそ1歩抜け出すためにチャンスでもあるので、早い段階で「イイ感触」を掴んでおきたいですね。
ということで、かなり駆け足ですが仙台戦の感想でした!ギリギリ今日の内に間に合ったー!
それにしても仙台の風は冷たかったな…お疲れ様でした!