松本、北京、大阪と続いたアウェイ3連戦のラスト、長居でセレッソとの対決でしたが、先制を許したもののセットプレーからの2得点で勝利しました!
内容としてはこれまでの試合と変わらない感じで、先制された時に「これはヤベーな…」と思いましたが、本当に数少ないチャンスを確実に決められて良かったです。
では個人的に思ったことを振り返っていきましょう。
[試合結果]セレッソ大阪 1-2(前半0-0) 浦和レッズ
— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) 2019年3月17日
得点者 64分 ソウザ(C大阪)、76分 興梠慎三、82分 杉本健勇
入場者数 21,022人[15:03・ヤンマースタジアム長居]#urawareds #浦和レッズ #wearereds #Jリーグ pic.twitter.com/NYMK5p6EQ2
攻撃の意図やパターンが見えてこない…
今シーズン、結果はそこまで悪くはないのですがどこか物足りなさを感じてしまうのはやはり攻撃が上手くいっていないことでしょう。
(北京戦のシュート0に代表されるように)
どうして攻撃が上手くいかないのか、その原因は攻撃の意図やパターンが明確に存在しないことが大きいのではないかと個人的に思います。
攻撃の組み立て方や、どのようにしてゴールに向かっていくのか、それが常に行き当たりばったりに感じるんですよね。
その結果、中途半端な形でボールを奪われてピンチを迎える場面が目立つのも同様の理由でしょう。
オリベイラ監督就任以降、守備の粘り強さやセットプレーでの得点は強化されたと思いますが、基本的な攻撃戦術はどんなものか?と言われると明確なものが無いように思えます。
多くを選手の裁量に任せている部分なのかもしれませんが。
元は成熟された「ミシャサッカー」という攻撃の型があったので、なんとなくオートマチックに相手ゴールに迫ることができていましたが、時間が経過し選手の入れ替えもある中で、当時のような「連動した攻撃」というのはできなくなっています。
そうなった時にどう攻めるのか、その意図が見えてこない。
カウンターなのかサイド攻撃なのか、わかりやすい「武器」と呼べるものが今のレッズには無い気がするんです。
それはセットプレーなのかもしれませんが、それでゴールを狙うのはどのチームも同じようにできますからね。
やはり流れからの得点パターンが必要不可欠なワケです。
「ミシャサッカー」の遺産を使い切った今、新たな攻撃の型が絶対に必要でしょう。
「攻撃は最大の防御」そんなサッカーが観たいものです。
結局攻撃が上手くいかないから防戦一方の展開を強いられているわけです。
今は西川が好調ですし、DF陣もメンバーを変えながら非常に粘り強くやれていますが、このまま負担が掛かりすぎるといつか崩壊してしまうかもしれません。
そうならないためにはやはり「シュートで終わる攻撃」が必要になってきます。
当たり前のことですが、こちらが攻撃していれば相手は攻めることができないわけです。
「攻撃は最大の防御」使い古されたフレーズですが、それがやっぱり見ている側も楽しいのでもっと押し込む展開を期待します。
割り切った戦いで勝ち点を積んでいくのもいいですけどね。
それならやっぱり「ウチはカウンター狙い!」というような指標が欲しいのです。
そこを担ってくれそうなのが途中交代から結果を残した2人になるわけですが…
山中&マルティノスはもはや立派なオプション
山中にはキック精度、マルティノスにはスピードとわかりやすい武器がありますから、やろうとしていることがわかる数少ない好例です。
この2人同時投入が昨日はドンピシャでしたからね。
「オズの魔法」炸裂!といったところでしょう。
やっぱり相手に「こいつらにはこんな武器があるぞ」と思わせられるものがあると脅威になるんです。
セレッソだとソウザがわかりやすいですよね。
彼には強烈なシュートがあると誰もがわかっているので当然そこは警戒されてしまうのですが、その分他のプレーに活かすことができますし、困った時にでも頼れるものがあると思うと心理的な余裕にもなります。
(実際、昨日も強烈なのを叩き込まれましたし)
山中とマルティノスにはそれがあるわけです。
元チームメイトということである程度連携も構築されているからでしょうか、2人は迷いなくプレーできているように見えます。
この2人が後半から出てくるのは非常に厄介だと思うので、今後もこのオプションはかなり有効でしょう。
最後に触れておかないといけない杉本健勇
言いたいことを書いていたら結構な文字数になってしまいましたが、この試合を語る上で欠かすことができない杉本について最後に触れてきましょう。
古巣相手に思うところが大きかったようで、いつもより気持ちが見えましたし、PKを自ら蹴りに行った勇気は称賛に値します。
きっちり決めることもでき、勝利に立派に貢献しました。
にしてもゴールを決めた後のあの何とも言えない表情…彼にとっては間違いなく「特別な1点」だったわけですから、これをキッカケに調子を上げてもらうしかないですね。
頑張っているのはよーくわかっているので。
とにかく、アウェイの連戦を負けなしで終われたのはかなり大きいです!
選手だけでなく、サポーターからしても厳しい日程でしたが、上々の結果でしょう!
代表戦を挟んで次はホームで現在首位のFC東京戦です。
ここで叩くことができれば相当デカいので次も必勝で!
…そういえば2ndユニフォームお披露目となりましたが、背番号と名前のプリントが白だったらいいのに…と思ったのは私だけでしょうか?笑
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