EP28「オレたちのゴール2019」
予告やサブタイトルからして神回の予感がプンプンしていましたが、期待を上回る素晴らしい回になったジオウ第28話の感想です。
「これが観たかったんだよ!」というものを最高の形で観ることができたからこそ「神回」と呼ぶに相応しいエピソードになったと思います。
加えて次回予告でもとんでもないサプライズをぶち込んでくれましたからね…今回はいつもより長めの記事になりそうですが、ぜひ最後までお付き合いください。
スウォルツの目的は依然謎のまま…
前回、ソウゴや飛流の両親が死亡した事故の元凶はスウォルツだとわかり、その目的も王の候補者である子供たちの中から素質ある者を見極めるものだということが判明しました。
改めてソウゴが王様を志す理由となった夢に現れた人物もスウォルツだったことが確定したのですが(実際「夢」ではなかったわけですが)、タイムジャッカーであるはずなのに、なぜスウォルツは自ら魔王を誕生させるような行動を取るのでしょうか?
何かヒントがあっても良いものですが、今回さらに白ウォズと協力関係にあることも明らかになり、理念と行動がチグハグなんですよね…。
元々の理念に従うなら「魔王の誕生を阻止する」というところで一致するのですが、スウォルツの行動は明らかにそれと反しています。
本当にジオウの登場人物は「喰えないヤツ」ばっかりなので何がなんだか…まあそれが面白さに直結しているんですけどね笑
それにしても変身できなくなった白ウォズのなりふり構わぬ様子、リアルに怖くてウールが本気でかわいそうでした。ウールは最近ずっとロクな目にあってない笑
ディケイド=士の目的はやっぱり…
前回久しぶりに登場したものの目立った行動をせず、なぜバスの運転手をしていたのか謎のままだった士ですが、その目的は彼の存在理由である「世界の破壊」に関することでした。
ですが、ただ通りすがって破壊するのではなく「ジオウの世界を破壊するべきか否かを見極める」ためということで、その真意に関してはまだ謎に包まれています。
「ソウゴが魔王になるしかない未来なら結論は出ている」と言っていましたが、その結論は「世界の破壊」なのでしょうか。
子供の時分でソウゴはとんでもない力を持っていたことが判明しましたが、それを目の当たりにした士でもまだ結論を出さずにいるということはやはり「魔王にならない」可能性も残されているということのはずです。
どこまでの未来が士に予想できているのかはわかりません。
ある程度把握していたら「大体わかった」と言っていると思うので、まだ不確定な部分が大きいのでしょう。
しかし、我々視聴者からすると今回はその「魔王にならない」可能性を強く信じられる(信じたくなる)出来事がありましたね。
「友達だから」それ以外の言葉はいらない
果たし状をメールで送るという非常に今時なやり取りをしている時点で「お前ら仲良しだな」としか言いようがないソウゴとゲイツでしたが、ようやくお互いが本音をぶつけ合うことができました。
命を賭けた決闘をしに行くにも関わらず「約束」と言っている時点でソウゴからは争う気を感じませんし、ボロボロになってでもその約束を守ってくれた姿を見てゲイツも嬉しそうだったので、やっぱりこの2人は戦うべきではないですよね笑
結局「ソウゴが魔王になる」とゲイツは確信しきれていなかったわけですが、その方が彼らしくて素敵です。
ずっと心の中だけで思っていた「ソウゴを信じる気持ち」を初めて口にしたシーンはゲイツが流していた血のような赤ではありませんが、涙が出ました。
お互いへの気持ちが「友達だから」の一言だけで済むなんて、これほど美しいものはありません。
言わずともわかっていたことではありましたが、ハッキリと口にしてくれたことで「待ってましたー!」と気持ちが一気に昂りました。
そこからの同時変身とアーマー総出演の戦闘のアツさたるや…これを見て熱くならない人がいるのでしょうか?
1人では倒すことのできなかったアナザージオウに対して2人の力を合わせることで勝利する展開も激熱でした。
穴という穴から血が出るリスクはありますが、ゲイツリバイブの力は本当に凄まじい。
「魔王を倒すための力」であるリバイブの出番がこれから減ってしまうと思うと、話の展開としては嬉しいのですが、少し寂しいです。
本当に大事なことは面と向かって言わない。その関係性がリアルに「友達」
ゲイツがソウゴのことを「友達」と言い切ったのも、ソウゴが「過去ではなく今のために生きよう」と言ったのも、その相手はどちらもアナザージオウ=飛流に対してでした。
もちろん飛流に向けて伝えたかった言葉ではありますが、どちらも近くで会話を聞いているのがわかった上で言ってますから、本当に伝えたかった相手は飛流ではなかったんじゃないですかね?
現実の人間関係でも本当に仲が良いからこそ、照れくさくて言えないことってあるじゃないですか。
そのリアルな関係性の描き方が素晴らしかったと思います。
そんなどこからどう見ても仲良しな2人が決着をつけようとするから、どんな気持ちで見ればいいものか…と思ったら非常にナイスなタイミングでツクヨミが現れましたけど、士のことだからワザとタイミングを見計らってたんじゃないでしょうか笑
現れて早々「やっぱり戦うことないかも!」なんていう辺り相変わらずツクヨミも時分勝手だなーと思いましたが、一旦丸く収まったので良しとしましょう笑
前回のおじさんの「お叱り」を受けて、ソウゴが素直な気持ちを話せたのも良かったですし。
…アナザージオウウオッチが復活したことだけは気になりますが。
結論:みんな優しくてソウゴのことが大好き!
こうしてクジゴジ堂にゲイツとツクヨミが戻ってきました。
おじさん同様私も嬉しかったのですが、まさか黒ウォズも住むことになるとは笑
黒ウォズとしてはソウゴが寂しい思いをしないように住むことを決めたのでしょうが、優しさが仇になったと言いましょうか…ゲイツと同部屋と聞いて本当に嫌そうな顔してました笑
それにしてもこれまで友達がいなかった反動か、ソウゴの周りには彼のことを大切に想ってくれる人ばかりになりました。
結局みんなソウゴのことが好きなんだなーと思うと、なんだか自分のことのように嬉しいです。
なんやかんやで黒ウォズとゲイツも仲が良さそうですし笑
次回EP29「ブレイド・ジョーカー!?2019」
ということで文句なしの神回だったジオウ第28話の感想でした。
本編もさることながらラストに登場したディエンドや、次回予告に登場した剣崎と始に天音ちゃんというサプライズもあって忘れられない回になりそうです。
久々にリアルタイムで見ることができたのですが、こういう嬉しい驚きを仕込んでくるので今後は可能な限り早起きして観たいと思います。
しかし、剣崎に関してはネット上でバレている感がありましたけど、始と天音ちゃんに関しては本当に驚きました。
オーズ編の時にも黎斗を隠れ蓑にした映司とひなちゃんというサプライズがあったにも関わらず、またしても驚かされるとは…ジオウと東映は本当に恐ろしい…。
前回の感想はコチラ

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