代表ウィークを挟んで久しぶりに開催となったJリーグ。
レッズはアウェイ3連戦を無敗で乗り切り、久しぶりにホーム埼スタに帰ってきたわけですが、迎える相手は首位のFC東京でした。
ここで相手を叩けば一気に上位に進出することができる大事な一戦だったわけですが結果は引き分け。
ではいつものように90分間ゴール裏で観ていた感想をお届けします。
[試合結果]浦和レッズ 1-1(前半0-0) FC東京
— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) 2019年3月30日
得点者 75分 ディエゴ オリヴェイラ(FC東京)、90+4分 森脇良太
入場者数 39,055人[14:04・埼玉スタジアム]#urawareds #浦和レッズ #wearereds #Jリーグ pic.twitter.com/91YEX5karZ
システム変更とキーマン復帰の効果は?
事前の報道で4バックのシステムを試すことと、昨季からのケガで戦列を離れていた武藤と青木がスタメンに復帰することが予告されていましたが、本当にその通りになりました。
果たして非公開練習の意味とは…笑
ただ、これまでの記事で「武藤の不在」をずっと嘆き続けていた私としては非常に嬉しい所。
個人的には彼の戦線復帰で「真の開幕」を迎えたと思っているくらいです笑
(もちろん青木の復帰も待っていましたよ笑)
システム変更とキーマンの復帰でこれまでの戦い方とは違ったものが観られるのでは?と期待していましたが、久々に自らボールを握って前を向いてプレーする時間が増えたのは間違いないと思います。
「ボールを持たされている」感覚ではなかったので、これは改善と見て良いでしょう。
4バックにしたことで真ん中に多く人を避けるようになり、攻撃や守備の切り替えに「厚み」があるように思えました。
まだ攻撃に関してはこれまで築いた高度な連携による偶然性に依存している感はありますが、武藤が戻ったことによってバリエーションは明らかに増えたと思います。
まだ一試合見ただけなので判断するには早計かもしれませんが、今シーズンで一番内容があったと思うので、システム変更は功を奏したと言えるでしょう。
武藤のコンディションはもっと上がってくるでしょう!
復帰初戦が公式戦200試合出場となった武藤の復帰によって、これまでなかった連携がチラホラ見られました。
彼の良さである運動量とポジショニング、判断の速さも随所で見られ、サイド攻撃一辺倒だったのが中央からも仕掛けられるようになり攻撃にリズムが生まれていました。
中央の狭いプレーエリアでボールを受けて散らすというようなシーンはこれまで見られなかったものです。
ただ、ファーストタッチのコントロールや一人でやりきる粘りはまだまだ本調子とは遠かったと思います。
(加入以来武藤ばかり追いかけている私の主観です)
彼のコンディションがこれからどんどん上がってくればより攻守に厚みを持たせることができると思うので、期待しましょう。
これで本当に首位?個人に頼りまくった東京のサッカー
首位ということで東京がどんなサッカーを仕掛けてくるのか期待と不安がありましたが、相変わらず「とりあえず永井に蹴っとけ!サッカー」でやっていることは昨季までと同じでした。
ただ明確な武器というのはハマると強いですからね。それが上手くハマっていたのでしょう。
ただ同時に対策しやすいことにも繋がるので、槙野とマウリシオはしっかりケアできていたと思います。
なのでセットプレーからのカウンター一発で失点してしまったのは本当にもったいない!
先発してくるものかと思いきやジョーカーとして登場した久保の存在感が予想以上だったこともありますが、まんまと狙い通りにやられてしまったのは悔しい限りです。
こういう「ワンチャン狙い」みたいなサッカーにやられるのが一番悔しい。
ただ、負けなかったことだけは最低限良かったと言えるでしょう。
山中の攻撃力はやっぱり大きな武器!
前節結果を残したことでマルティノスと山中はオリベイラからも立派なオプションとして認められた感があります。
マルティノスは危険な位置でのパスミスがあり今節では褒められるようなことはできていませんでしたが、山中に関してはバー直撃のFKに終了直前の同点弾アシストと結果を残しました。
やはり二人が入ることで明確に攻撃のスイッチが入ります。
ただマルティノスはまだ不安な面があるので途中交代が最適な起用法でしょう。
山中に関しては連続で結果を出しているのでそろそろスタメンでもみたいですね。
次節は二人の古巣であるマリノスが相手ですので活躍に期待しています。
東京さん、過剰にブーイングしてた森脇に決められてどんな気持ち?
ロスタイム終了ギリギリでなんとか引き分けに持ち込んだゴールを決めたのは右サイドバックに入った森脇でした。
あの時間帯にあのポジショニングを取っていたのは彼の攻撃センスでしょう。
抑えられたシュートもお見事でした。
それにしても、今日の森脇は東京サポーターから沢山ブーイングを受けて大人気でしたけど過去に何か因縁でもありましたっけ?単純に嫌われているだけ?笑
まあ彼にとってブーイングは歓声と同じなので、こちらとしてはガンガン彼を煽ってほしい所ではありますが笑
4バックのシステムにおいてサイドバックは生命線です。
今後も採用していくのであればここの人選が非常に大事になってきます。
現時点ではボールの扱いに長ける森脇が最適だと判断できますが、長いシーズンを考えると年齢的にはベテランの彼に頼り切るわけにもいかないので…期待もしていますが同時に心配もしています。
とりあえずチームを救ってくれて感謝しかありませんが!
本当に勝ちたかった!次こそ!
ということで負けなかったことを喜ぶよりも勝てなかった悔しさが圧倒的に勝る試合でした。
ここで勝っていたら大きかったので…内容も改善が見られましたし…。
ひょっとすると負けた試合よりも悔しかったかもしれません。
ただまあ長いシーズン、この勝ち点1が必ず大事だったと言えることは間違いありません。
次節は金曜日に再びホーム埼スタでマリノスと対戦です。
マリノスは2戦連続で金曜日のゲームですね…あんまり関係ないですけど。
次こそ勝ってこの悔しさを晴らしたいものです。
それにしても日差しがなくて寒かったなぁ…。
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