元号が令和に代わり最初の放送となった仮面ライダージオウ第34話の感想です。
どうして京介は響鬼を継ぐことができなかったのか?果たしてウォズはソウゴの誕生日を盛大に祝うことができるのか?など気になる点が前回から残されていたワケですが、響鬼継承問題に関しては正直フワッとしてましたよね。
ただ個人的にはトドロキくんの言葉に胸が熱くなったエピソードになりました。
京介の救済になるエピソードになると思っていたのは私だけ?
前回、京介が響鬼を名乗っているのはあくまでも自称であるという予想外の展開で、どうして響鬼を継ぐことができなかった理由が非常に気になっていましたが、それは自分の弱さや未熟さを認めることが出来ていなかったからというものでした。
昔と変わらない不遜な態度でヒビキさんの元で一体何を学んだのかわからないほどでしたからね。
成長した姿が観たかったのでその点は少し残念でした。
本編ではヘイトを集めガチな役回りでしたから、このジオウ響鬼編ではそんな過去をスッキリ清算してくれるものを見られると思っていたので。
結局中途半端な男として描かれてしまっていて…。
京介が響鬼として認められるくだりもフワッとしていましたし。
出演が難しいのはわかっていますが、襲名に師匠の存在は不可欠ですからね。
ヒビキさんが出れないのなら扱うべきテーマではなかったのかもしれません。
とはいえ京介が普通に響鬼を襲名していたらそれはそれで話としては盛り上がりに欠けるので難しいですね。
心に響くトドロキくんの言葉
主役である響鬼に関しては不完全燃焼感がありましたが、レジェンドとして出演したトドロキくんの扱いに関しては完璧だったのではないでしょうか。
師匠と弟子の関係を語る上でザンキさんとトドロキくんの話は欠かせません。
ソウゴが頼み込んでウォズを弟子入りさせるという無茶な展開ではありましたが、おかげで本編屈指の名エピソードを振り返ることが出来たので素晴らしかったです。
そばにいるだけで祝福になる。
相手が自分のことをどう思っているかにもよりますが、誰かが自分のことを大切に考えてくれているのは確かに奇跡的なことです。
そして最後に弟子を取ることを「日菜佳さんに相談しよう」と言っていましたが、これにも制作側の響鬼という作品に対する思いが溢れていて感動しました。
日菜佳さんを演じられていた神戸みゆきさんは出演後に若くして亡くなってしまい、現実ではもう会うことはできません。
でも作品の中では今も生きていて、トドロキくんのそばに居続けているのだなと思うと「そばにいることが祝福」という言葉がより重く深みのあるものになります。
前回も書いたようにトドロキくんが「響鬼」で一番好きなキャラクターなので非常に良い扱いで嬉しかったです。
これまでで一番努力していたウォズ。お笑い担当だったゲイツ。
太鼓の練習のしすぎか、それとも祝い方を悩みすぎたのか、冒頭からぶっ倒れていたウォズ。
これまでのタイムジャッカーや白ウォズとの戦いよりもソウゴの誕生日に対しての方が真剣で笑えましたね。
ソウゴの言うことだからか、不思議な力を使わずちゃんと自分の力だけでトドロキくんの元で修業をしている姿も新鮮でした。
しかし、「そばにいることが祝福」と自分の口から言われたら重いことこの上ないですよね笑
そしてこの回ではすっかりコメディリリーフ化していたゲイツ。
京介と一緒に食卓を囲んでいた時のご飯がゲイツのだけ大盛りだったり、トリニティに変身する際の感電したような動きもふざけすぎで笑えました。
前回ウォズがぶつかった際の「アナザーライダーか!?」に続いて響鬼編でのゲイツはこっちの方面で大活躍でした。
次回はEP35「2008:ハツコイ、ウェイクアップ!」
ということで引っかかる所もありましたが感動的な所もあったジオウ第34話の感想でした。
もしも細川さんが出演できたならどうなってたんでしょうね…それは頭の中だけで楽しんでおきましょう。
次回からは仮面ライダーキバ編に突入!
ザンキさん…じゃなくて次狼とゆりが出演するだけでなくキバット…じゃなくて仮面ライダーギンガも登場するので盛り上がること間違いなしでしょう!
それに釈由美子がゲストというのも豪華で目が離せません!
それにしてもギンガ…エイプリルフールのネタじゃなかったのか…。
前回の感想はコチラ
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