国際マッチウイークの中断が明け、2週間ぶりにJリーグが再開しました。
突然の監督交代劇があり、この中断期間でどれだけチームに大槻監督の”色”を浸透させられるか注目の一戦でしたが、前節に続いて後半ロスタイムに待っていた劇的な展開には痺れましたね。
これには大槻監督「持ってるな」と言わざるを得ません。
[試合結果]浦和レッズ 2-1(前半1-1) サガン鳥栖
— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) 2019年6月15日
得点者 18分 安 庸佑(鳥栖)、31分 宇賀神友弥、90+3分 興梠慎三
入場者数 28,081人[19:04・埼玉スタジアム]
雨の中、ご来場ありがとうございました。#urawareds #浦和レッズ #wearereds #Jリーグ #サッカー pic.twitter.com/sIF0U3S16t
インサイドハーフの発掘が急務!
前節では限られた準備期間の中でも新人の岩武をスタメンに抜擢したりと、いきなり大槻監督のカラーを出してきましたが、今節も怪我から復帰したナバウトをスタメンで、それもインサイドハーフで使うというこれまで見られなかった布陣でスタートしました。
ただし、ナバウトにこのポジションの適正はなさそうですね…ミシャが監督していた時からそうですが、システムの肝であり非常に多くのタスクをこなさないといけないので決して彼が悪いということではありません。
途中で入った長澤もゲームに全然入ってこれなかったので、このポジションの人材を探すのは急務なのではないでしょうか。
(ACLだとこのポジションの長澤は最高なんですけどね…)
今いる選手の中でこのポジションの適任者は武藤だと思いますが、この試合でもボール回しがスムーズにいかず武藤がかなり後ろまで下がるシーンがよく見られたので、彼のタスクを減らしてよりゴールに近い位置でプレーしてもらうためにも早めにパートナーを見つけてほしいです。
…個人的には直輝に期待しています。
変わることもあれば変わらないこともあり
相手の鳥栖は下位に沈んでいましたが、実際に対戦してみるととてもこの順位にいるとは思えない実力のあるチームに感じました。
監督が変わって元の「鳥栖らしい」サッカーに回帰しつつある所が大きいのでしょうか…元々そのようなサッカーに弱いので思っていた以上に苦戦を強いられました。
押し込まれる時間の方が多かったですから…先制されたシーンもクロスに対してファーサイドがガラ空きという今年何度も見たパターンだったので「癖」というのは簡単に抜け切らないんだなと…。
ただ前半の内に追いつけたのは大きかったですね。
それも失点に関与した宇賀神による素晴らしいゴールで。
シュートも素晴らしかったですが、その前で武藤と興梠二人がスルーしているという息の合いっぷりも素晴らしい。
このような前線の連携が戻ってくるといいな、と期待したくなる素晴らしいゴールでした。
劇的な結末…やっぱり「持ってる」
後半も押されに押されましたが、西川を中心にギリギリのところでしのぎ切り、最後に待っていたのは2戦連続の劇的な結末でした。
ハッキリ言って興梠のところにボールが届いたのは完全にマグレだと思いますが、あの難しいボール、プレッシャーのかかる状況で冷静にゴールに流し込んだ興梠はさすがです。
まあボールが興梠まで言ったのは偶然だとしても、そこに至るまでのプレーでマルティノスが突っかけて行ったからこそ結果なので監督の交代策がハマったと言って良いでしょう。
前節の森脇も途中出場からの劇的ゴールでしたが、こうして交代した選手が活躍するとチームの雰囲気も良くなるはずです。
間違いなく、監督交代によってチームは良くなりつつあると思うので、戦いながらチームを作るのは大変なことですが、頑張ってほしいと思います。
いい流れのままACLへ…
内容としてはまだまだ褒められたものではありませんが、確かな結果を出したことでよい雰囲気でACLラウンド16の戦いに挑むことができます。
ホームで1legを戦うのは久しぶりですが、とにかく有利な状況でアウェイに乗り込めるよう戦ってほしいです。
しかし、久しぶりの試合でいきなり大雨&裸のシチュエーションはなかなかシンドかった…本当に勝って良かったです笑
前節の記事はコチラ