感想文自由形。

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映画「トイ・ストーリー4」感想~これまでシリーズを台無しにしたガッカリ作品でした。

シリーズ一作目の公開から20数年…ずっと好きだった作品の最新作ということで非常に楽しみにしていた「トイストーリー4」の感想です。

 

期待はもちろん「3」で素晴らしすぎるエンディングを見せてくれたので、あれ以上のものは作れないんじゃないか?という心配もありながら観に行きましたが…不安の方が的中してしまいました…。

 

「4」が好きな方には申し訳ありませんが、個人的には「これまでのシリーズを全否定」したようなストーリーに心底ガッカリした為、批判的な内容でお送り致しますのでご注意ください。

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「4」が初めからなかったことにならないかな…

前作「3」を初めて観た時、飛行機内で隣に知らないおじさんが乗っていたにも関わらず大号泣してしまったほど感動し、シリーズとしてこれ以上素晴らしいものを作ることは不可能なのでは?と思っていましたが、やっぱり難しかったようです。

 

ただ”つまらない”くらいの作品だったらコチラの期待値が高すぎたのかな?と考えることもできますが、本作「4」では「これまでのシリーズの否定」という一番やってはいけない事をしてしまったので擁護のしようがありません。

 

「こういう展開にはなって欲しくない」方向で物語が終わってしまって思わず頭を抱えてしまいましたし、胸のざわつきも止まらずあんなに心が乱された状態でエンドロールを眺めるのは初めての経験でした。

 

途中からこれまでの「トイ・ストーリー」シリーズで好きだった要素が全然見れなかったので嫌な感じだけはずっとあったのですが、ラストでとどめを刺されたといいますか…やっぱり「トイ・ストーリー」はウッディ達が”アンディのおもちゃ”であるから成り立っていた物語だったんだなと。

 

”アンディのおもちゃ”としての物語は「3」で終わっていたワケですから、やっぱり「4」は存在しちゃいけない作品だったんです。

 

シリーズを全否定する結末

「トイ・ストーリー」はおもちゃが人知れず持ち主や仲間のために奮闘するのが魅力のシリーズですが、「4」はそのポイントを完全に無視しているシーンが多すぎてもはや「トイ・ストーリー」の名前を勝手にパクった紛い物と言っても差し支えないのでは?

 

なによりも「4」で一番許せなかったのは”仲間を絶対に見捨てない”ウッディがアッサリと仲間を見捨てたことです。

 

自分が持ち主に遊ばれなくなっても、自由に暮らしているかつての仲間と再会しても、外には素敵な世界が待っているとしても、ウッディが自分の意思で持ち主や仲間から離れていくことなんて絶対にするはずがありません。

 

でも「4」の結末ではその”絶対にウッディがするはずがない行動”をやってしまい、これまでの作品を1秒も見たことがない人間か、「トイ・ストーリー」が嫌いな人間がシリーズをぶち壊す為に作ったと言ってくれたほうが腑に落ちるくらいです。

 

「3」のラストでアンディがウッディを”絶対に仲間を見捨てない”とボニーに紹介するシーンは何度見ても号泣するくらい好きでシリーズを象徴するシーンだと思っていますが、それを完全に否定してしまうような結末をどうして描いてしまったのでしょうか…ホント正気を疑います。

 

他にガッカリポイントだらけ

他にもガッカリした点は沢山あります…「スターウォーズ」をはじめ近頃のディズニー作品でやりがちな”強い女性像”的な描写も完全に失敗だったと思います。

 

そういう話がやりたいのであれば初めから女性が主人公の作品でやってくれればいいのに、これまで”男の世界”で成り立っていた作品に盛り込むのは完全に悪手です。

 

ボーが活躍すること自体は構いませんが、そのせいで無能扱いされているウッディを見るのは悲しかったですし、そんなの誰も望んでいないでしょう。

 

また既におもちゃとしての自我を完全に確立していたバズが今更”内なる声”なんておもちゃとしての機能に踊らされるのも残念でなりませんでした。

 

目の前の仲間のピンチよりも”内なる声”に行動が左右されるバズなんてバズじゃないんですよ。

 

しかもこのネタをしつこく何度もこすり続けるという…これはバズに限ったことではないですが、同じギャグを連続して見せることが多くて冷めるシーンが多かったです。

 

それをポッと出の新キャラでやられても…おかげでお馴染みの仲間の活躍が見れなかったのも残念ポイントでした。

 

そして人間にバレないように奮闘するのが面白い所なのに「4」では緊急事態とはいえおもちゃ達が無茶しすぎです。

(車のアクセルを操作してメリーゴーラウンドに誘導するシーン)

 

これはただ工夫が無いようにしか見えなくて興ざめでした。

 

「4」はなかったモノにしようと思います

映画全体としてみれば笑えるシーンもあるのですが、それを遙かに上回るガッカリさだったので褒める気が全くせず、文句だらけの感想となってしまいました。

 

この「4」のせいでこれまでのシリーズも純粋な気持ちで見れなくなってしまいそうな、それくらいのショックを受けたので…。

 

この結末をアンディが知ったらどう思うんでしょうかね?

 

やっぱり”アンディのおもちゃ”であることに意味があるんですよ…「トイ・ストーリー」は…「3」でアンディとの物語は終わったんだからそれで終わりにしとくべきだったんですよ…。

 

なので個人的に「4」はなかったことにしたいですし、もし「5」があるとしても今回の地続きの物語なんだとしたら正直観たくない、そこまで思ってしまうくらいガッカリな作品でした。

トイ・ストーリー4 ビジュアルガイド

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