劇場版「ワンピーススタンピード」感想～超絶ハイテンション！最高のお祭り映画！

映画館の予告で「これはおもしろそうだな」と思い久しぶりにワンピースの映画を観に行ってきました。

なんとテレビアニメ放映開始から20周年の記念作品ということで、今回は海賊・海軍・七武海・革命軍など総登場するオールスター映画なら昔からのファンとしては観に行かない理由がありません。

正直に言って原作の方はコミックスを買うだけ買って読んでいない状態で、昔に比べて作品への熱はだいぶ下がっていましたが、「やっぱり面白いなぁ！」と素直に思える超絶テンポのハイテンションムービーで大満足でした！

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長く続く作品なので登場したキャラクターも多く、オールスターなんて銘打ったらそれぞれの出番が物足りない感じになってしまうのではないか？と心配していましたが完全に杞憂でした。

とにかく全員に見せ場を作るためか、話の進むテンポが恐ろしいくらいに速いのですが、駆け足感も説明不足な感じもなく一瞬も飽きるタイミングがなかったのには驚きの一言。

それに加えて殆どがアクションシーンで常にテンションが高い！

(同じく東映製作の「ブロリー」を髣髴とさせるような)

また、誰がどのタイミングで出てくるのかも楽しみなので息つく間がないのですが、別に慌しい感じもなく上映時間中ずっとワクワクしていました。

あれだけの大人数を登場させてそれぞれにキチンと見せ場を作るのは至難の業だったと思いますが、そこは「プリキュアオールスターズ三部作」の大塚監督です。

元よりこの映画を観に行くことは決めていましたが、公開後に本作の監督が大塚隆史さんという事を知り「絶対に見逃してはいけない」と思っていました。

大塚さんは私がプリキュアにハマるキッカケとなった「スマイルプリキュア！」の監督であり、先述したように「オールスターズ」最初の3作の監督でもあります。

今ほど多くないとは言え、当時でもかなりの数がいたプリキュア達全員を活躍させるのは不可能と言われていたにも関わらず素晴らしい作品に仕上げた手腕がありますから、今回の映画でも必ず面白いものを見せてくれると確信していましたが、期待以上でした。

個人的に大塚さんの作るアニメーションの素晴らしいところは縦横無尽のカメラワークと盛り上げの上手さだと思っていますが、それが本作でも存分に発揮されていました。

1人の強大な敵に対し多人数で攻めるシーンをテンポよく見せることに関しては大塚さんの右に出るものはいないのではないでしょうか…作中では序盤の方になりますが、バレットに”最悪の世代”の海賊達が挑んでいくシーンではその良さが特に発揮されていたと思います。

本当に常にハイテンションなので印象的なシーンを挙げたらキリが無いほどです。

とは言え思わずハッとしたシーンだけは触れておきましょう。

冒頭でも書いたように私はもはや古くからのファンですので、ちょっと懐かしいキャラが出てきたシーンはテンション上がりました。

特にミホークとクロコダイルは嬉しかったですね。

それと作中では昔からゾロが一番好きなキャラなのですが、長く続いたビッグマム編では一切出番がなかったので久々に彼が活躍する所が沢山見れたのも嬉しかったです。

本編でもいずれ戦うことになるであろう藤虎との一騎打ちは緊張感ありましたし、終盤にラフテルへのエターナルポースを奪おうとしたクロコダイルとルッチをサンジと共に止めに入ったシーンも痺れました。

あとはハンコックですかね…原作ではトップクラスに好きなキャラですが、アニメでの彼女をちゃんと見たことがなかったので声優が三石さんであることに驚くところからのスタートだったのですが、非常にピッタリでより好きになりました笑

そしてとどめを刺すシーンで流れた「ウィーアー」ですね…アニメ「ワンピース」と言えばこの曲をなくして語れないと思っていたので、一番いい所で聞けて最高でした。

とにかくもう上映時間中一瞬もダレることなく、猛スピードで最後まで駆け抜けていく最高のお祭り映画だったと思います。

あれだけ沢山出てきて覚えていないキャラが1人もいないというのが凄いですよね…ホント濃いキャラを生み出しているということなんでしょう。

あまりにも面白かったので、これを機に原作の方もちゃんと読もうと思える映画でした！

…とはいえこのペースで行ったらいつ完結するやら…単行本を買い始めた時は小学生だったのに…人生の半分以上読み続けてるのか…すごいな笑

感想文自由形。