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仮面ライダージオウ最終話「2019:アポカリプス」感想~”時代を駆け抜けた”平成ライダーの最終回!

ツクヨミが仮面ライダーに変身するという衝撃の展開の続きから始まった仮面ライダージオウ最終回の感想です。

 

ついこの間始まったかと思えばもう最終回か…と思うのは毎年のことですが、ジオウに関して言うとほぼ毎週のようにサプライズが用意されていて常に新鮮な空気を纏っていた印象があるので、例年よりも“あっという間感“が強い気がします。


これもまた「ライダーらしさ」「ジオウらしさ」

ジオウの物語ということだけでなく、平成仮面ライダーの最終回でもあったのでどのような結末を見せてくれるのか前回の放送から楽しみにしていましたが、それ以上に「すべてを描き切るための尺は足りるのか?」という不安が勝っていました。

 

予めプロデューサーによる「お手上げ宣言」があったことがそれに拍車をかけていましたが、蓋を開けてみたら思っていた以上に尺足りてませんでしたね笑

 

あまりにも駆け足・唐突な展開についていくのがやっとで、見終わった直後には「これで終わっちゃっていいの?」と不満が先に立ちましたが、時間を掛けて反芻してみると実は“平成ライダーらしい”“ジオウらしい”内容であり、熱い映像のオンパレードで見所多かったよね…と思うようになりました。

 

とはいえ、まだ全然消化できていませんので、感じたことを書きながら改めて最終回と「仮面ライダージオウ」という作品と向き合っていこうと思います。


尺さえあれば…尺さえ…

前回、事前情報なしでいきなり変身したツクヨミでしたが、まさかいきなりあっさりとスウォルツに寝返るとは…これには理解が追い付かず非常に困惑しました。

 

どうせスウォルツを油断させる為なんでしょ?ということはわかっていましたが、たった1話の中で2回裏切るなんてことするのかな?と思わないこともなく…このタメの無さは尺不足以外の何物でもないでしょう笑

 

プラン通りに動かなかったことでジオウも敗北寸前まで追い込まれましたし、ゲイツに至っては死亡してしまいましたからね…振り返ってみるとこと最終回に関しては見せたいシーン優先で話が構築されていった感がありますね。

 

「ソウゴとゲイツの絆」「オーマジオウへの変身」この2つをスムーズに見せようとするとゲイツにお亡くなりになってもらうのが一番自然ですから笑

 

劇場版で先にお披露目されたとはいえ、本編でのゲイツによる“ソウゴ呼び”も非常に楽しみにしていたので巻き気味で消化されてしまったのは少し残念でしたが、見たいものが見れたのは事実ですから不平不満を言うべきではありませんね笑

 

展開としては“友の死を受けて拒み続けていた力に手を染める”というめちゃくちゃな熱さで、オーマジオウへの変身から敵を圧倒する流れもめちゃくちゃなカッコよさだったワケですから…。

 

これで尺が十分にあったらもっと素晴らしいものが見れ…これ以上言うのはやめておきましょう笑


ひとつの時代の終わり

とにかくもう大切な仲間を殺されて容赦のなくなったソウゴ=オーマジオウの強いこと強いこと…歴代のラスボスが召喚され、そのメンツにダグバとエボルトがいるのを確認した時はこんなん絶対勝ち目ないじゃん…と思いましたが、すべてのライダーの力が結集したオーマジオウの相手ではなかったですね。

 

これまでのライダーが死ぬほどの苦労をして倒した敵たちが一撃で倒されていく姿を見るのは少し複雑でしたが、オーマジオウのとんでもなさのアピールとしては完璧だったと思います。

 

変身した姿を見て言葉を失っているウォズに対し、これまでのソウゴからは想像もできない迫力で「祝えと言っている」と命令するところなんて完全に魔王になっていましたからね。

(興奮ぎみのウォズも良かったです笑)

 

何があっても前向きでどんなピンチも笑って乗り換えてきた明るいソウゴを演じていた奥野くんが1年でこんなにも迫力のある演技ができるようになったのね…とまるで親のような目線で感心していました。

 

そして本作をもってメインアクターを卒業される高岩さんが最後に演じたのが平成ライダーの力の結集であるオーマジオウだったというのもニクいですよね。

 

顔は隠れていましたが未来のソウゴとしても出演して現在のソウゴと対峙するシーンは“ひとつの時代の終わり”を象徴する名場面でした。

S.H.Figuarts 仮面ライダーオーマジオウ

 

スウォルツ、とりあえずお疲れ。

オーマジオウからだけでなくソウゴからも”ごとき”呼ばわりされていたスウォルツでしたが、やっぱりラスボスとしては少し物足りなかった感がありました。

 

先述したように自ら呼び出したとは言えダグバやゲムデウス達の方がよっぽど強そうでしたから笑

 

力の源泉があくまでもディケイドの力の半分でしかないという設定からして仕方ない面もありますが、オーマジオウの力の一部を取り込んだだけで満足して逃げようとしたところなんて小物丸出しでした笑

 

まあオーマジオウが相手の時点でどんな敵も小物化してしまうのでこれ以上責めるのはやめておきましょう笑

 

創造とは破壊からはじまる

自らオーマジオウになる道を選んだ上にゲイツとツクヨミも失うという数話に渡っての命題に答えは最悪に近い結果になってしまったワケですが、そんな世界ならば要らないと迷わず言えるのはソウゴらしい選択でした。

 

あれだけ王様になるという夢に拘っていたにも関わらずですからね…みんなと過ごした時間がどれだけかけがえの無いものだったか、仲間との繋がりはシリーズを象徴する大切な要素ですので、それを迷わずに貫く姿勢には天晴れというしかありません。

 

こうしてこれまでジオウの戦いの歴史は破壊され、新たな正解が創造されたわけですが、最初に見た時はソウゴたちの1年間を否定しているようで残念な気持ちになりました。

 

ただ、各ライダーの力が失われたままでは色々と不都合が多すぎるので元の戻さなければならないのは初めからわかりきっていたことですし、みんなが笑顔で暮らせる世界になったのならイイことじゃないかと少しずつ思えるようになっています。

 

気になるのはこの結末をウォズがどう思っているかということですね。

 

まあソウゴの狂信者な彼ですから全肯定して受け入れていることだと思いますが…ライダーの力がどうなったのかなどの気になる所はVシネや小説で補完されることを願いましょう。

 

ありがとう、仮面ライダージオウ!

ということで、めでたしめでたしと言えないこともない仮面ライダージオウ最終回の感想でした。

 

放送直後は素直に受け入れることの出来ない部分が沢山ありましたが、時間が経つに連れて「これしか落とし所ないよな」とも思えてきています。

 

死にっぱなしのミナトとか惨めなままだった飛流など、気になる点が無いとは言いません笑

 

ただこの感じも平成ライダーらしいといえばその通りなので、ファンとしては受け入れるしかありません! 笑

 

ディケイドとは異なるアプローチで平成ライダーを振り返るなんて初めはどうなることかと思いましたが、レジェンド達の出演だけでなく「ジオウ」の物語としても楽しませてもらえて楽しい1年でした。

 

作品全体への思いはまたいつか、「私と仮面ライダー」ジオウ編として語りたいと思います。

(時間が経てばまた違った思いも生まれてくるはず…)

 

では最後に…ありがとう仮面ライダージオウ!

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前回の感想はコチラ

真の最終回・劇場版の感想はコチラ