地球を旅立ってから4話…紆余曲折を経てようやく惑星サマーンに到着したスタプリ第29話の感想です。
作中でどれくらいの時間が経過しているかはわかりませんが、やっと着きましたね…相変わらずララは里帰りに前向きじゃないようですが…
AI…お前まさか…
3話連続してひかるのアバンの挨拶が省略されていましたが、会う人を全員ララの双子の兄・ロロだと勘違いするというギャグで久々に見ることができました。
ただほしぞら連合に加入していない地球人であるということがバレたらいけないにも関わらず進んで挨拶しにいくのはひかるらしいですが迂闊すぎですよね笑
パーソナルAIの機転で事なきを得ましたが彼女?もプリキュア達とのやり取りの中でマニュアル通りではなく、すっかり柔軟な思考を身に着けているのは凄い進化です。
ただ話が進む中でマザーAIと同期することでリセットされてしまうという重要なことがサラッと語られていました。
「私であって私でなくなる」というショッキングな発言をしていましたが、それに対する反応が描かれなかったのはどうなんでしょう…落ち込んでもいいところですよね。
思えばロケットとAIは最古参のキャラクターですから…決まり事とはいえそれを伝えるAIの声も無機質なものとはいえ(だからこそ)寂しさを孕んで聞こえました。
きっとこの辺りの話はまた次回以降に持ち越しでしょうが、とってもおセンチなエピソードになりそうです。
ララが憂鬱になるのも仕方なし
ララが帰りたくなかった大きな理由である上司や家族が登場しましたが、惑星サマーンの人たちはおじさんだろうが語尾にルンが付くのは面白かったですね。
みんな口調はふざけていますが、テクノロジーはかなり発達していて未来に生きている惑星サマーン…何事も効率優先で主食が見た目にはマズそうにしか見えないグミ(意外にも美味しいらしい笑)で、職業も適性を見てAIに決められるというSF設定てんこ盛りのような環境でしたが、この環境で暮らしていたら初期のララがマニュアル人間だったのも仕方ないと頷けます。
完全に管理された社会は楽な部分も沢山あると思いますが、一度落ちこぼれのレッテルを貼られてしまうとそれを覆すことができないというのは窮屈にも程がありますよね。
優秀な家族に囲まれてさぞララは肩身が狭かったことでしょう…里帰りしたくない彼女の気持ちがよくわかりました。
きっと本人には悪気はないのでしょうけど、あまりにもナチュラルにララを見下したロロの発言には見ているだけでもムッとしましたからね。
ララの仕事は宇宙のゴミ=デブリを調査するというもので底辺扱いされていましたが、まさにデブリ回収業が主役の作品「プラネテス」のファンである私からするととても大事な仕事という認識なので「こいつらわかってねぇな!」と思ってしまいました笑
(漫画もアニメも名作なので「プラネテス」ぜひ見てください笑)
実はララが伝説の戦士プリキュアであると知ったら手首が捻じ切れる勢いで掌を返すんでしょうけど、仲間のためを思って安易にそうしないララは大人でしたね…ほしぞら連合はプリキュアを仲間に引き入れようとしているようですが、これもまたひと悶着ありそうです…。
ひとり気を吐くミルキー
ララとまどかのツーショットは何だか珍しい組み合わせでしたが、だいぶ深い話をしていましたね。
「自分の気持ちを大事にできるのは自分だけ!」というメッセージが籠められていましたが、前にもこの投げかけがあった気がします。
(何話のことかは忘れてしまいました笑)
繰り返すということは作品を通じて伝えたい大きなテーマなのかもしれませんね…もしかしたら今後も同様の投げかけがあるかも。
ペンを奪いにきたテンジョウとの戦いではミルキーが一人気を吐いていましたが、なんだか一人だけ少年漫画のような熱さでカッコよかったです。
それとこれは完全に主観なのですが、レインボーパフュームの販促期間長いですよね笑
次回から宇宙逃亡劇に…ならないか笑
ということでちょっと大人向けなメッセージがあったスタプリ第29話の感想でした。
次回はハイテクすぎるが故の脆弱性を突かれて大変なことに…守るために身を挺して戦ったのにも関わらず犯罪者の濡れ衣を着せられてしまうのは想定外でしたね。
このまま誤解を晴らすことのないままお尋ね者として宇宙を彷徨うなんて男くさい展開には…さすがにならないですよね?笑
自分で書いておいてなんですが、これはこれで面白そうなのでどういった展開になるのか楽しみにしましょう。
前回の感想はコチラ

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