準決勝進出のためには2-0、もしくは2点差以上での勝利が必要だったルヴァンカップ準々決勝第2戦でしたが、結果は敵地で2-2のドロー。
これによりこの大会は初戦で敗退することに…トータルスコアは5-4と競っているように見えますが、2試合とも勝つことはできなかったので順当な負けと言わざるをえないでしょう。
低空飛行が続くリーグ戦の戦いに比べたら選手たちに火がついているように見えましたが、やはり1stレグ、ホームでの3失点が響きました。
慎三と心中するしかないのか…
最低でも2点が必要になるので開始から相手を攻め立てましたが、その中で狙い通りの先制点を取れて前半を終えたところまでは完全にこのまま追加点を取ってウチが逆転で勝ち上がる、そんな雰囲気を感じていたんですけどね…そう簡単ではありません。
前節の記事で興梠がいないとチームとして機能しないという話をしましたが、それはこの試合においても同じことで彼が負傷交代してから流れを持っていかれてしまいました。
オブラートに包まず書きますが、ファブリシオはもはやとりあえずゴールが見えたら適当にゴールの可能性の無いシュートを打つだけの存在でしかないですからね…交代で入ってきた所で彼に託すにはミッションが大きすぎでした。
先発の武藤も相変わらずノーゴールが続いていますし、最後に投入された杉本もサッカー以外のことに一生懸命で頼りにはなりません…後で映像を確認したらエリア内で倒されたシーンはPKが妥当だと思いますが、現地にはそんなこと関係ないのでいつまでも不満タラタラの様子がストレスでしかなく…。
この調子だと今年はもう興梠に依存しまくるしか生き残る道はなさそうですので、彼のケガが軽傷であることを願うしかありません。
終わったことは仕方がない
意味のないことではありますが、この一戦に限ったことで言えばよく戦ったとも言えなくはないです。
アウェイカシマで追いついてのドローという結果は決して悪いものではありませんから。
ホームであんな不甲斐ない戦いをしていなければ突破した可能性だっていくらだってあったわけです…そう思うと悔やまれますが、結局“火が付くのが遅かった”のが全ての原因なわけで。
ここで燃えなきゃ男じゃない的なシチュエーションだったので当然のように熱くやってくれないと話にならないくらいでしたが、ここ数試合では最も気持ちを感じたのは事実。
やろうと思ったらできることが証明されたワケですから、残された試合でそれを体現してもらわないといけません。
もうルヴァンカップは終わってしまったので、あまり言いたくない言葉ではありますが今回ばかりは「切り替えて」次に向かって行ってもらわないと。
責任感と危機感
にしても見ている側も休む間がなくてかなり厳しいゲームでした…台風が直撃するやも、という話だったのでいっそズブ濡れになる覚悟をしていましたが雨はほとんど降らず笑
汗が全身から噴き出していたので降ってくれた方がむしろありがたかったくらいですが、そう思う通りにはいきませんね。
暑さのピークは過ぎた感がありますが、まだまだ暑いことには変わらないので今後も厳しいゲームが待ち受けているのは確実…その上落とせないゲームが続く連戦です。
過ぎたことをネチネチ言うのはやめます。
でもその代わり、残る9月の連戦で少しでも多くの勝利を…勝ち点ではなく勝ちを取っていかないと取り返しがつかない所まで来ています。
責任感と危機感を持って挑まないといけません。
最後に、今回試験的に導入されたVARですが結局一度も使われることがありませんでしたし(判定はどうあれ杉本が倒されたシーンでは使うべきだった)、得点後の確認も微妙に時間が掛かって見ている側としては一つもメリットがありませんでしたが今後どうなっていくのでしょうか…個人的には反対です。
やっぱり”不確実性”もサッカーの魅力の一つですからね…まあ世界的な流れなので慣れる必要があると思いますが時間が掛かりそうです…。
前節の記事はコチラ