記念すべき令和最初の仮面ライダーである「ゼロワン」第2話の感想です。
前回は冴えないお笑い芸人だった主人公が戦いに巻き込まれる様を描いていましたが、今回は自ら戦う意味を見出すような展開でした。
いわゆるパイロット版というものですが、この様子だとハードでシビアな展開が期待できそうですね。
やっぱりハードな世界観!
ゼロワンに変身したことで図らずしも社長に就任した或人ですが、とは言え本質がそう簡単に変わることはなく変顔をとギャグを連発していました。
彼がとにかく明るいキャラクターであることはよく伝わりましたが、これはハードな世界観を少しでも中和するためにこのような設定になったのかな?と勘ぐってしまいます。
言葉だけを並べると「ついさっきまで生活を共にしていた“隣人”をこの手で破壊しなければならない」ワケですからね…2話の時点で早速特別視していたヒューマギアを破壊する展開があったということは今後も同じことが起きる可能性は高いです。
或人はヒューマギアに対して好意的な考えの持ち主であることがわかっていますので、これから彼には辛いことが山ほど待ち受けているのではないかと思うと…どんなに寒いギャグだとしてもそれで心の平穏が保たれるのであれば受け入れることにしましょう笑
ヒューマギアを巡る対立構造
1話にも登場していたヒューマギアと戦う組織・人工知能特務機関『A.I.M.S.』が早くも或人と顔を突き合わせましたが、いきなり取り調べとは出会い方としては最悪の部類に入るのではないでしょうか笑
思っていた通りバルカンに変身した不破と或人は初対面から相容れることはなく、ヒューマギアに対する考え方も全くの逆で同じライダーとは言え二人の間にある溝はかなり深いです。
真逆の考えを持つ理由は過去に起こったヒューマギアに関する事件“デイブレイク”にあるようですが、かなり大きな事件のように見えるにも関わらず或人がピンと来ていなかったのはヒューマギアに関して都合の悪いことを隠蔽されて過ごしてきたからなのか、それともまた違った秘密が隠されているのか…まだ現時点では判断できませんが、とりあえず“デイブレイク”という事件の闇の深さだけはわかります。
ヒューマギアを守る者とヒューマギアを憎む者…この対立構造は物語のキーになりそうですね。
しばらくは三つ巴の戦い?
その対立に滅亡迅雷.netも加わってくるワケですから社長に就任して早々、或人の抱える問題は大きいです。
思いのほか早くヒューマギア暴走の黒幕と遭遇することになりましたが、彼らの目的もまだ全てを把握できていないので不気味でしかないですよね。
罪のない人達を巻き込んでいるので倒すべき悪であることに疑いはありませんが、浅はかな動機で悪事を重ねているとも思わないので彼らも彼らなりの矜持があるはずです。
それがわかってくると話がより面白いことになりそうですが、それは即ちよりヘビーな話になるということなので完全に怖いもの見たさですね笑
仮面ライダーバルカン登場!
ゼロワンに次ぐ2号ライダーとしてバルカンが初登場しましたが、まさかプロテクトを力づくで解除するとは驚きました。
ゼロワンドライバーとは全く異なる銃形のエイムズショットライザーを使い変身しましたが、その仕組みもやっぱり異なるんですかね?
変身時に目の下に線が浮かび上がっていたのでそんな気もしますが。
大人し目だったゼロワンの変身音声に比べて「仮面ライダー」の連呼がしつこかったりもしましたし笑
別の変身アイテムを使う2号ライダーは久々と言うこともあり、やはりゼロワンとの対立構造というのがこういうところにも現れています。
遠からず2人がぶつかる事もありそうですね…。
ライダーに怖いもの見たさを覚えるとは…
ということで作品の方向性が見えてきたゼロワン第2話の感想でした。
ヒューマギアの正当性を証明するために戦う決意をした或人ですが、その前途が多難すぎて心配で仕方ありません笑
ただ芸人という素地を生かして明るくがんばってもらいたいものです…イズというかわいい相方もできたことですし笑
しかし破壊したマモルと完全に見た目が同じヒューマギアが何事もなかったかのように配備されているのは不気味でしたよね?
壊れてもいくらでも代わりがいる…人間とヒューマギアの決定的な違いを表すシーンとしては非常にわかりやすいのですが、苦しみながら破壊した割りにアッサリ切り替えすぎじゃない?と思い或人が少し怖くなりました笑
まあ個人的にはもっと怖ろしい展開を期待しているので次回も楽しみです。
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