早くも3人目のライダーが登場した仮面ライダーゼロワン第3話の感想です。
予め登場が予告されていたライダーが揃った上にオープニング主題歌も遂に映像付きで流れたりで、いよいよ本格的に物語がスタート!といったところでしょうか…。
オープニング映像が解禁!
3話にしてオープニングの映像が解禁となりましたが、カッコいいだけでなく何やら意味深なカットも沢山あって今後の展開を予言しているような感じのするものでしたね。
引っ掛かったカットしては本編に登場している姿と違って髪の長いイズや彼女から流れ落ちる涙、そして最後に映る5人のライダーと思しきシルエットでしょうか…すでに情報が解禁されている3人に加えて滅亡迅雷.netの2人が並んでいるということは今は敵対していますがいずれ仲間になることの示唆だったりするのでしょうか。
罪のないヒューマギアを暴走させると言う中々に非道な行いをしているのでここから仲間になる想像はできませんが、力を合わせないと太刀打ちできない人類の危機でも迫ったら話は別になりますよね。
ただ絵面のカッコよさだけで並べるとは考えられないので…どうなることやら…。
ヒューマギアに心は芽生えるのか?
ここからは本編の話をしましょう。
社長の或人自ら老舗の寿司屋にヒューマギアを売り込む営業シーンから始まりましたが、こうして色々な職業の人と触れ合っていくのが今後の基本路線になるのでしょうか?
人とヒューマギアの関わりが作品の重要な要素なので、こうして毎回色々な立場の人の考え方に触れられる構成は凄くいいと思いますし、扱う職業が違えば絵も違ってくるので新鮮な気持ちで見れるでしょう。
今回は寿司を握るヒューマギアを売り込んでいましたが、少し前にあった「寿司職人になるために何年も修行する意味なくない?」問題に対するこの作品ならではのアプローチで興味深かったです。
素人が握ったものは言語道断認めないといった考えも少なくない中、技術は十分でも心だけはどうやっても籠めることのできないヒューマギアを大将は認めるのか?という話でしたが、この“心”というのは作品を通しての大きなテーマになりそうですよね。
“ヒューマギアに心はあるのか?”“心はデータ化できるのか?”“データに心は宿るのか?”こうして文字にしてみると非常に壮大で、様々なもののAI化が進んでいる現実ともリンクしている問題なので作品と通じてどんな回答を出してくれるのか、自然と期待は大きくなります。
効率化を極めているはずの一貫ニギローが効率を超えた先に魂が宿るということを理解するのは難しいと思いましたが、そこは機械ならではの従順さであっさりクリアし、大将もすんなり認めてくれたのは意外でした。
しかし天空真心握りって…かなり邪道な握り方なのでこれまでの弟子たちが出て行ったのも仕方ないなと思ったのは私だけではないはず笑
(その動画を覗いてたイズが最高にかわいかった…というのもみんなが思ったことでしょう笑)
仮面ライダーバルキリー登場!
3人目のライダー・バルキリーに変身したA.I.M.S.の技術顧問である刃唯阿は寿司屋で遭遇した際にはヒューマギアに対する考えがどちらかというと或人に近い好意的なものなのかと思いきや、ただ単純に道具として好きなだけという他のキャラクターとはまた違ったスタンスの持ち主でした。
利用できるものは利用する、人間でありながらどこか心を持たないような彼女が今後ヒューマギアに対する考えを改めることがあるのか…別に正解があるわけではないのですが、あそこまで人間と高度なコミュニケーションが取れる存在をただの機械として扱うのは違うんじゃない?と個人的には考えているので或人寄りの考えが正しいとされる世界になればいいなとは思っています。
そして変身したバルキリーの活躍ですが、軽い身のこなしと走力を活かした戦いは特徴がハッキリと出ていて見応えがありましたね。
力の特性を理解しているからか余裕のある戦い方で今のところ一番安定感があるのではないでしょうか。
バルカンにおいては相変わらずプログライズキーの解除は力づくでしたし笑
唯阿は若くして、しかも女性で技術顧問とはかなりのやり手だと思いますが、美味しそうにお寿司を食べている表情は素直にかわいかったりとギャップが魅力的なキャラだと思うので今後の掘り下げが楽しみです。
バックアップで何とでもなるとは言え…
ゼロワンの新たな力としてバイティングシャークが登場しましたが、敵の情報をインプットするだけでプログライズキーを新造できるなんて便利すぎました。
結果的にあっさりイカマギアを破壊することに成功しましたが、ただ水辺で戦って頂けなのでその特性がどこにあるのかイマイチ伝わらなかったのは正直ビミョーな感じでした。
やっぱりフォームチェンジはそれぞれに特徴があって”変わる意味”というものがあった方が燃えますからね。
まあ今後そういった特徴も見れると思うので後のお楽しみとしておきましょう。
しかし一度マギア化したら破壊するしかないと言うのはやはり切ないものがあります。
バックアップさえあれば元に戻せるとは言え、それはもう別の何かですからね。
前回から思っていますが、何事もなかったかのように特別視していたものと同じ見た目をしたヒューマギアと変わらずに接している或人の様子に言動との不一致を感じるので本心が掴めないといいますか…毎回悲しむようだといつも暗い感じで話が終わってしまうのでそれを避ける意向でもあるのでしょうか?
別に悲しんでいる顔が見たいワケではありませんが、もう少し葛藤している様子があるとより戦うことへの悲哀を描けるのではないか?と勝手に進言しておきます。
ますます目が離せない展開!
ということでイカマギアに変身したのがイカとは何も関係がなさそうな床屋のヒューマギアだったことに少し違和感を覚える仮面ライダーゼロワン第3話の感想でした。
本編のラストには早くもA.I.M.S.にゼロワンの正体がバレてしまっていましたが、メチャクチャ意味深な発言だったり飛電インテリジェンスは何かを隠している疑惑だったりと、ますます目が離せません。
笑える要素もありつつ展開はハードに…理想的なバランスでここまで進んでいると勝手ながら思っていますので、今後もこの調子で進んでくれたらいいな…と思うばかりです。
前回の感想はコチラ!