まだまだ始まったばかりだと言うのにサクサクと話が進んでやたらとテンポのいい仮面ライダーゼロワン第4話の感想です。
バスガイド型ヒューマギアの現状視察から物語の根幹に関わるようなところにまでこの序盤で突っ込んでいくとは思いませんでしたね。
早くも明らかになりつつある真相
バスガイドの仕事を視察する中で自然とデイブレイクの真相を解明するという流れになりましたが、これは物語の根幹に関わる問題だと思っていたのでこの早い段階で一部でも明らかになったのは意外でした。
真相に対してのそれぞれの主張があり、その対立構造で話が進んでいくものだと思っていましたので…この時点で開示するのはデイブレイクの真相というのは物語全体からするとまだまだ序の口程度ということなのでしょうか。
となるとここから先に展開する物語はかなりスケールの大きいものになるという期待が膨らみます。
今回明らかになったのはデイブレイクの原因は不破が主張していたようにヒューマギアの暴走にあり、それを引き起こしたのが滅亡迅雷.netだということですが、それを飛電コーポレーションはどうして隠蔽しようとしていたのでしょうか?
もう一つ気になる所として、或人の行く先々に毎度のように滅亡迅雷.netが現れることがありますが、この二つの問題は無関係ではないと思うんです。
”ライダーいるところにショッカーあり”という昭和的なお約束ではなく、都合よく現れることにも理由があるはず…そう考えると飛電に滅亡迅雷.netと内通している人間がいる?という発想に至ります。
その点が今後掘り下げられていくのでしょうか…そう考えると或人も大変な会社の社長になってしまいましたね笑
立派にヒーローしている或人
デイブレイクの真相だけでなく、もうひとつアッサリと明らかになったこととしてゼロワンの正体があります。
A.I.M.S.視点で敵か味方かわからない存在として話が進んでいき、その正体がわかることで物語の一つの転機として使えそうな要素であるにも関わらず極めて自然に正体を明かしていました。
まあシチュエーションとしては誰かを守らなくてはならない状況で、自分の正体がどうとか言っている場合ではなかったので躊躇せずに変身した或人にはすでにヒーローとしての自覚が備わっているのがわかる良いシーンでしたが。
かつてないスピードで展開していくのも”令和の時代のライダー”らしさなのかもしれません。
実は不破のほうが主人公してません?
さらにもうひとつのスピーディーな展開としてライダーの新しいフォームが2体同時に登場しました。
まずは劇場版「仮面ライダージオウ」にも先行登場していたフライングファルコンですが、鳥の力で空を飛べるようになるというのは非常にわかりやすいけど見た目に羽根が付いたりするワケではないので何だか不思議でした笑
なんならバルカンのパンチングコングの方が見せ場が多くありましたよね…唯阿が自ら不破にプログライズキーを手渡したにも関わらずロックが解除されていなくていつものように力ずくで変身したのには笑えました。
(もちろんカッコよかった上で!笑)
でも今回の不破は或人以上に主人公してましたよね…それこそ少し古臭いタイプの主人公像で個人的にはよっぽど好みかもしれません。
デイブレイクで全てを失い、その真相を追い求めて戦う…こうしてみると完全に主人公です。
少年にかつての自分の姿を重ねて導こうとするという行動もまた実に主人公らしい熱さがあります。
どうしようもない或人のギャグにツボってしまう人間味ある一面もあったりして、非常に魅力的なキャラクターだと今回を通じて思いました。
この調子でサクサク進むのでしょうか…
ということでテンポのよさにグイグイ引き込まれるゼロワン第4話の感想でした。
このペースで進むとどれだけ大きなスケールの話になるのか…楽しみですね。
飛電以外にもヒューマギア開発に関わった会社の存在が出てきたりと気になる要素もありましたし、バスガイドのアンナが暴走をせずに耐えられたのも今後に関わりがあるような…気がします。
次回にもゼロワンの新しい力が登場したりと、変わらずハイテンポで進みそうですし早くも「ゼロワン」にハマってきたかも知れません。
前回の感想はコチラ

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