残留争いのライバルとの直接対決なので死んでも負けるわけには行かなかった鳥栖戦でしたが、ギリギリで追いついての引き分けと言う結果でした。
本当に最低限の結果を手にすることは出来たので悲観する必要はありませんが、展開を考えると勝たなければいけない試合でしたのでどうしてもモヤモヤはします。
でも負けなくて本当に良かった…。
パーフェクトな前半だったけど…
鳥栖→清水と続く残留を争う相手との連戦はACLのトーナメントと匹敵するくらい大事な試合になりますが、スタメンが発表された時点で興梠の名前がなくただただ不安しかありませんでしたが、始まってみるとその穴を埋めるべくではないですけど、気迫の籠もったプレーをみせてくれました。
というのも上手くいっていたのは前半だけの話になってしまいますが…。
武藤がFWに上がったことで裏に抜けていくシーンが増え、相手のスペースの深いところを突けるようになっていたので相手を自陣に釘付けにすることもできて攻守共に非常にバランスが良かったです。
待ちに待った武藤のリーグ戦初ゴールに長澤のいやにアクロバティックなゴールと前半を2-0で終えることが出来たのはこれ以上ない完璧な内容でした。
が、しかし…やはり2-0は危険なスコアということか…。
どの部分にも問題あり
ある程度押し込まれることは想定内でしたが、まさかあそこまでやられることになるとは…FKは別として失点シーンはこれまでに何度も見たような形でイヤになりましたね。
3点目を取られた時はやはりこの鳥栖のスタジアムで勝つのは本当に難しいんだな…とネガティブ入りかけましたが、先述したように「負け=死」くらいの気持ちで来てますからそんなこと考えている暇はありません。
その結果、PKで辛くも追いつくことが出来たわけですが、ハッキリいって勝てた試合です。
でも何故それが叶わなかったのか…交代がすべてでしょうね…。
変えたメンバーの人選に変わったメンバーの質も問題アリだったので誰の責任かというと適切な戦力を揃えられていないフロントの責任でしょう。
前向きに守備を出来ていたので体力面で厳しかったとはいえエヴェルトンを下げるべきではなかったかと…そのタイミングから大きく崩れたのでこの交代が大きなポイントだったのは疑いありません。
そして続いて入ってきたのが汰木と杉本では見ている側としても何を期待していいのか…あの状況で出てきたところで何かを変えられる選手かと言うと…ですから。
(直近の天皇杯でのデキを見る限り)
先発は出来なかったとしてもせめてベンチに興梠いてくれれば…やはり彼への依存からはそう簡単に抜け出せるものではありませんね。
戦ってくれさえすれば何でもいいんです
最後のPKも獲得はできたものの、死んでも外せない場面を誰に託すのか?となった時に適任者が誰もいなかったのも問題です。
消去法でしかキッカーを選べないなんてあまりないシチュエーションだったので心中かなり複雑でした。
結果として杉本が蹴り決めたワケですが、彼のことを信用していないので気持ちの乗せようがなく困りました。
直近の試合でアッサリとキャッチされるようなボールを蹴り、試合後には悪態をついていたようなヤツですからね…プレッシャーのかかる場面で決めたのは確かですが、まだまだ信頼には足りません。
これから彼を認められるようになる日は来るのでしょうか…もちろんそうなれる日を待ち望んでいますが現時点ではそのイメージが全く湧かないのが正直なところです。
厳しいことを言われて奮起するようなタイプではなさそうなので…浦和でやっていくならそうじゃないと正直厳しいと思いますが果たして…。
正念場…乗り切るしかない
とにかく、残留を争うライバルたちとは勝ち点が拮抗してますのでこの勝ち点1は本当に大きなものです。
(個人的には武藤が決めた試合での不敗記録が途切れなくて良かったのも)
でも次に勝たないとこの結果も意味あるものになりません。
同じような状況になる清水には何が何でも勝たないといけませんが、その前に広州とのゲームがあると言うとんでもないシチュエーションです。
まだリーグ戦は終盤と言うには早いですけど、ここが最大の正念場になるんじゃないかと踏んでいます。
この時期の14時キックオフが気候的にかなり厳しく、途中で雨が降ってくれたおかげで助かりましたが選手だけでなく見ている側もかなりキツイです。
それでも乗り切るしかないですから、頑張ろうとしか言えませんし、頑張るしかありません。
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