6/5、ZeppDiverCityにて行われましたマキシマム ザ ホルモンのツアー”これからの麺カタコッテリのTOURをしよう” SEASON1に行って参りました。
私自身ホルモンのライブを見るのは2012年の”オヤジ狩られTOUR”以来実に7年ぶりだったので懐かしさを通り越して新鮮な感じでしたが、当の本人たちは昔と変わらないどころかパワーアップしていましたね。
これだけ暑苦しいバンドは他にいないと改めて実感することができました。
2019/06/05
マキシマム ザ ホルモン ”これからの麺カタコッテリのTOURをしよう” SEASON1
ZeppDiverCity
1.シミ
2.握れっっっっっっっっ!!
3.maximum the hormone Ⅱ~これからの麺カタコッテリの話をしよう~
4.肺脂西班牙(we're the 俺)
5.爪爪爪
6.便所サンダルダンス
7.ブラック¥パワーGメンスパイ
8.上原~FUTOSHI~
9.G'old~en~GUy.
10.ロッキンポ殺し
11.ROLLING1000tOON
12.包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ
13.鬱くしきOP~月の爆撃機~
14.鬱くしき人々のうた
15.「F」
16.恋のスペルマ
EC1.拝啓VAP殿
EC2.ロックロール・チェーンソー
EC3.ぶっ生き返す!!
EC4.恋のメガラバ
ホルモンの魅力と言えばへヴィネスとポップネスの融合ですが、そのどちらもを満喫することのできる充実のセットリストでした。
年代もいい具合のバラけ方で、初めて聴く新曲も慣れ親しんだ曲もたくさん聴けて大満足です。
では印象的だったことに触れていきましょう。
まさかの物販列打ち切りに禁じ手の本家カバー
まずは開演前の話から。
開場の2時間前に到着し、Tシャツの1枚でも買おうかと思ったらすでに多くの人が並んでいるため、まさかの物販列に並ばせてすらもらえないという…こんな経験は初めてでした。
といった感じでホルモンの人気っぷりを早速実感するわけですが、何時間も並んだ末に結局買えなかったとなるよりはマシだと思いましょう。
おかげでユニコーンガンダムやら自由の女神やらと、ダイバーシティを満喫することができましたので。
今回当選したのは2階席で、まるで関係者のようだなと思っていたらまさかすぐ後ろにYOUとGLAYのHISASHIが座っていてライブが始まる前に軽くテンション上がりました笑
そして19時定刻に姿を現したのはこの日のタイバンであるヤバイTシャツ屋さん。
彼らのことは正直suumoのCMと先日のタモリ倶楽部に出ていたことくらいしか知りませんが、とにかくハッピーな感じで初見でも楽しめました。
モロにホルモンの影響受けているなーと思っていたら元々ホルモンのファンということで納得。
でもまさかその上で「ニトロBB戦争」のカバーを披露するとは思いませんでした笑
これから出るバンドの曲のカバーをオープニングアクトが演奏するなんて反則じゃないですか?笑
まあ非常にリスペクトを感じるカバーで大盛り上がりでしたが笑
そして会場が温まりきった所でいよいよ本家ホルモンが登場です…!
みんな色々あったけど…むしろパワーアップしている!
おなじみのSEが鳴り響く中登場したメンバーを見て、気付いたらメタルポーズをしている自分にどこか懐かしさを感じている間もなくいきなりダークでへヴィな「シミ」からスタートしましたが、さっきまでのヤバTのハッピーな雰囲気は一瞬で消え去り、会場にはホルモン独特の空気に変貌していました。
終演後に興奮していた少年が「ホルモンに比べたらヤバTは子守唄だったわ」と語っていましたが、確かに彼らが鳴らす轟音は他に比べ物がないものかも知れません。
私が最後にホルモンのライブを観た7年前からナヲは出産し、ダイスケはんは大きな怪我、亮君は激やせ、上ちゃんは…タトゥーが増えたりと色々なことがありましたが、みんな以前と何にも変わってないどころかむしろパワーアップしていましたね。
革新的なプロモーションなど常に新しいことをやり続けているホルモンですが、最も肝心な楽曲やライブ活動の部分に強固な自信と確かな実力があるからこそ、何をやっても様になるんだなと見せ付けられました。
本当に「何でもアリ」のライブ
序盤に大きく驚かされたのは「maximum the hormone Ⅱ」。
サビ前にあるナヲのパートですが、まさかドラムセットを離れて前に出てきて踊りだすとは笑
1回目はその光景に呆気にとられてしまいましたが、それ以降はナヲが前に出てくるのを楽しみにしている自分がいて「やられた」と思いましたね。
それ以降も楽曲の中にちょっとしてサプライズを入れ込んできて、こちらの想像をいともたやすく超えていきます。
既存の曲も平気でアレンジを変えてきたり、それに戸惑うファンの様子すらも楽しんでいたメンバーの姿勢は昔から変わってないなと嬉しくなりました。
個人的に一番グッときたのは「F」のラスサビ前。
まさかドラゴンボール劇中のフリーザのセリフをSEでまんまブチ込んでくるとは…あのアレンジには驚きとカッコよさで笑うしかなかったです。
またSEに関して言うとMCにもホイットニー・ヒューストンの「エンダーーー!」やGReeeeNの楽曲まで使ってとにかくネタに走る姿勢はさすがでした。
この音源使うのに許可取ったりお金払ったりしたんだろうなーと思うと頭が下がります笑
この日一番グッときたのは…
どの曲もパンチ力があるのですべて印象に強く残っていますが、個人的に最もグッと来たのは「包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ」です。
先日、「包丁」にまつわるとても悲惨な事件がありました。
その記憶もまだ鮮明な中で敢えてこの曲をやるというのは中々に覚悟のいることだと思います。
まあご存知のとおりこの曲は物騒な刃物よりも自身のロックの方がよっぽど凶器だということを歌っていますので、内容的には当然何の問題もありません。
ただこのタイミングに歌われることでよりそのメッセージを強烈に受け止めることができました。
元々ホルモンでもトップクラスに好きな曲というのもありますが、最高にロックしてたと思います。
他にも色々ネタが満載
他にも書き記しておきたい事が色々あります。
ダイスケはんがキャーキャーうるさいだけでなく鍵盤弾いたり打楽器叩いたりあんなに器用な人だったことには驚きましたし、特に珍しいのは上ちゃんが喋ったことです。
いつもはナヲとダイスケはんが喋り倒しますが、この日はどうしても黙っていられないと上ちゃんが喋ったんです笑
内容としては昔1度だけ好きなタイプをhitomiと言ったことを唐突に弄られて、それは違うということを言いたかったという非常にしょうもない話でしたが笑
(移動中の社内でヒステリックブルーを流したこともいじられてました笑)
また、MCでGLAYイジリをしてましたが、すぐ後ろに本物のHISASHIが来ているのを知っていたので本人の反応が気になって仕方なかったです。
(一緒に来ていた方と楽しそうに笑っていました)
そしてラストの「恋のメガラバ」…2階席ですぐ隣に人がいるので迷惑にならないよう大人しく体を揺らす程度にとどめていたらその姿をダイスケはんに見つかってしまい、サビのゴーゴーダンスを「やれ!」と煽られてしまうという笑
もちろんすぐにダンスしましたが、おかげでより楽しくライブを〆ることができました。
次に会う日までお互い元気で!
ということでマキシマム ザ ホルモンのツアー”これからの麺カタコッテリのTOURをしよう” SEASON1 Zepp DiverCity公演の感想をお届けしました。
とにかく印象的だったのは時が経っても一切衰えることなく、むしろパワーアップしているなということです。
あの演奏スタイルでハードなライブをこなすのはかなりシンドイことだと思うので、年齢を重ねたらどうしても厳しい部分が出てくるんじゃないかと前々から心配していましたが、完全に杞憂でした。
なんなら「もうフロアで暴れるのは厳しいな」と2階から見ていて思った私のほうが衰えまくっていて人の心配している場合じゃないと思わされました笑
ものすごい人気っぷりなので次に彼らのライブを観れるのはいつになるかわかりませんが、これからもパワーアップし続ける彼らに会えるのを楽しみしつつ、私も少しは体に気を遣って生きます笑
「これからの麺カタコッテリの話をしよう」レビューはこちら
これからの麺カタコッテリの話をしよう―新曲CD+漫画一冊 ([バラエティ])
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