感想文自由形。

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ザ イエローモンキー 30th Anniversary DOME TOUR 02/11 京セラドーム大阪 セトリ&感想

2020年2月11日、建国記念日の日に行われたザ イエローモンキーの結成30周年ドームツアーの大阪は京セラドームの感想です。

 

ロビンも言っていましたがツアーとは言いつつ間が少し空くので、共通している部分もあるものの、昨年12月28日に行われた名古屋ドームでの公演とは違った面も見られる内容でした。

 

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ツアー4公演をすべて異なるセットリストで回ると宣言していますが、この日のテーマは”ロックンロール気味”ということで、随所にそれを感じられる選曲だったと思います。

2020/02/11

THE YELLOW MONKEY 30TH ANNIVERSARY DOME TOUR

京セラドーム

1.Romantist Taste
2.楽園
3.ROCK STAR
4.Balloon Balloon
5.FINE FINE FINE
6.MOONLIGHT DRIVE
7.球根
8.カナリヤ
9.FOUR SEASONS
10.Foxy Blue Love
11.SLEEPLESS IMAGINATION
12.砂の塔
13.嘆くなり我が夜のFantasy
14.LOVE LOVE SHOW
15.JAM
16.DAN DAN
17.ロザーナ
18.天道虫
19.SPARK
20.バラ色の日々
21.太陽が燃えている
22.SUCK OF LIFE
23.BRILLIANT WORLD
EC1.Sweet&Sweet
EC2.ALRIGHT
EC3.悲しきASIAN BOY
EC4.未来はみないで

 

披露された曲数は名古屋と変わらず(「おそそブギウギ」をカウントしなければ笑)、入れ替わりがあったのは13曲と半数近くありました。

 

バンドが復活してからというもの、すべてのツアーと12月28日の公演に参加していますが、久しぶりに披露する曲が多く懐かしさや新鮮さが去来するといいますか、とにかく濃密な時間でした。

(まあモンキーのライブはいつもそうなのですが…)

 

名古屋でのライブがバンドの30年を振り返るものならば、この大阪は復活してからの時間を振り返るような内容だったと個人的にはそんな気がしています。

 

この日のすべてがハイライトと言っても過言ではありませんが、前半~センターステージ~後半~アンコールといった感じに4つに分けて印象的だったことを書いていきましょう。

 

ドームがひとつに…素晴らしい一体感!

ブラスバンドによる「MY AWAY」に「JAM」や「見てないようで見てる」のフレーズを交えた演奏の中、静かに登場したメンバーでしたがその出立はいつも以上にド派手といいますか、大阪という土地を意識したであろうヒーセの虎柄のロングコートに「今日ってクリスマスだったっけ?」と一瞬勘違いしそうになったロビンの緑のジャケットに赤いパンツは強烈でした。

 

そして1曲目に披露されたのはメジャーデビュー曲である「Romantist Taste」でしたが、名古屋でやるもんだと勝手に思い込んでいたところがあったので個人的には「待ってました!」の曲だったのでド頭からテンション上がりましたね。

 

ドームという広い会場が一体となって腕を振り上げる光景はステージから見るとものすごいでしょう…ロビンから「もっとピシッと上げろ!」的な指導もありつつで会場がグッとひとつになった感がありました。

 

続く「楽園」の”愛と勇気と絶望をこの両手いっぱいに”のところで諸手を掲げるのも同じで、とにかくもう雰囲気が良い!

 

そして久しぶりの「FINE FINE FINE」が嬉しかったですねー演奏されるのは2016年以来!

 

名古屋では「jaguar hard pain」からの選曲が多めでしたが、この曲がなかったので本当にほんの少しの満ち足りなさを感じてたんですよ…あの焦らし気味の前奏から一気に爆発する感じが最高ですよね…思い出してテンション上がってきました笑

 

続く「MOONLIGHT DRIVE」もそうですが、この序盤パートではしばらく演奏していなかった曲が多かったのでどこか復活してからのことを思い出したのかもしれませんね。

 

大興奮のセンターステージ!

ここからはセンターステージに移動してからのことについて触れていきますが、この日は僭越ながらSUPER指定席をご用意頂きまして、しかもヒーセの真横から5列というとんでもない席だったんです。

 

なのでここからはもうわけわからないことになりましてね…この場所からでしか見られない光景が沢山見れてもう幸せなんてもんじゃなかったです。

 

近くだからこそ気付けるメンバー同士のやりとりや一人ひとりの仕草がいちいちグッとくるんですよね…まさに”目が二つじゃ足りない”というか笑

 

ということでこのコーナーは長くなります!!笑

 

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まず演奏されたのは「カナリヤ」でしたが、これも2016年のツアー以来の披露だったので当時のことが思い出されましてね…「8」でも特に好きな曲というのもありますが改めて「復活してくれてよかった…」としみじみしてしまってチョイ泣きでした。

 

その上「FOUR SEASONS」も同じくお久しぶりで…”人様に迷惑とコーヒーはかけちゃいけない”を生きる上での信条にしているところのある私にはグサグサ刺さりました。

(少し前まではコーヒーは必ずホットでミルクもシュガーも入れないくらい影響を受けていました笑)

 

そして名古屋でも披露された「Foxy Blue Love」「SLEEPLESS IMAGINATION」の素晴らしいメドレーですが、先述したようにヒーセ側にいましたからあの”タンバリン投げ”の様子を普段は見られない角度から見れたんです!

 

投げられたタンバリンをキャッチしたロビンが目でスタッフと会話しているところなんて中々見られるものじゃないですからね…我々オーディエンスにはなかなか見せない表情と言いますか、それが見られて感動しちゃいました。

 

同じようなことでいうと演奏中でもロビンがヒーセの方をチラッと見てアイコンタクトしているところなんかも見られたのもグッときました。

 

そういえば「Foxy Blue Love」の時にはエマがアニーの背筋に指を這わせてじゃれ合ってましたね…ステージ上で一体何をやってたんでしょうかあの兄弟は…とんでもなく尊い光景でございました笑

 

そして声を大にして言っておきたいのがヒーセの”見せ方”(魅せ方)の上手さですね。

 

最年長の頼れる兄貴的な存在でありながらいじられキャラでもあり、カッコよくキメキメだと思ったらキュートな面も持ち合わせているという稀有な存在であるのは皆さんご存じの通りですが、それが近くで見れることによっていつもの200%増しくらいで見えましてね…改めてとんでもない人だと!

 

いわゆるギャップってやつなんですかね、移動してくる時やMC中のひたすらに楽しそうにしている所から演奏が始まってからのキリッとした感じの切り替えがあまりにも見事すぎてですね…ほんと自分の見せ方を完璧に理解されているのでしょう。

 

これはメンバー全員に共通して言えることでもありますが、こういう”決める時に決める男”にはやっぱり憧れてしまいます…私生活でなかなか決めなきゃいけない瞬間はなかなか訪れませんが、いざって時にカッコをつけられるために日ごろからカッコよくいよう!と改めて誓いました。

 

すいません、謎の所信表明をしてしまいました笑

 

とにかくもうセンターステージが素晴らしかったという話です!

 

「LOVE LOVE SHOW」でアニーの周りを3人でグルグル回り出すというおふざけもあり、「砂の塔」や「JAM」でクールに決めるもあり、バンドの魅力が詰まった時間でありました。

 

これが”ロックンロールの魔法”

 「DANDAN」からはさっきまで目の前にいたのにメインステージに戻って寂しいな…なんて思うことは全くなく、横綱曲の連発でどこまで盛り上がるのかという感じで。

 

この流れに復活してからのことを象徴する「ロザーナ」が組み込まれているのが熱くてですね…これでまたやっぱり2016年からの月日を思い出していました。

 

そしてやっぱり鶴ちゃんのピアノに乗せてロビンがMCをする形がしっくりくる「バラ色の日々」でしたが、この日話してくれた言葉は胸に残るものでしたね。

 

今時じゃない、昔ながらのロックンロールの幻みたいなものを追いかけ続けるのはそこにある”魔法”を信じているから、という趣旨の話をしていましたが、彼らがロックスター達に見ているのと同じようなことを私はイエローモンキーに見ているなと思ったんです。

 

私からすると当たり前のことなのですが、傍から見ると私の”好き”はやっぱり行き過ぎているところがあるようで「なんでそんなに好きなの?」と質問されることがしばしばあります。

 

そういう時は「世界で一番かっこいいロックバンドだから」とおおざっぱに説明していますが、細かく説明しようとするとキリがないです。

 

ただその無数にある魅力を端的に説明する言葉として、そこに”ロックンロールの魔法”というのが実にしっくりくるんじゃないかと。

 

ステージでは当然の如くカッコよく、日常で聴いていても時には気分を上げてくれたり、時には変わらぬ価値観で落ち着きを与えてくれたり、どれだけ支えてもらっているかわからないほどです。

 

そんなバンドを超越した存在を表すなら”魔法”しかないんじゃないかなと…そういう不確かなものだからこそ魅力的なんでしょうし、信じてみたくなるのでしょう。

 

本当にどこまで好きにさせれば気が済むのでしょうか…罪な人たちですホント。

 

これもまた2016年以来の披露だった「BRILLIANT WORLD」の歌詞のようにこれかもイエローモンキーのいる”最高な世界”に居続けたいものです。

 

好きな歌を一緒に歌おう

ここまででも十分な満足度でしたが、アンコールでまたすごいものを見せてくれましたね…まず初めの「Sweet&Sweet」ですが、この日のテーマと言っていたロックンロール気味という言葉と歌詞の”ロックロールな感じ”というのがリンクしててこの日にピッタリじゃない!と妙に納得しました笑

 

そして「ALRIGHT」では途中からエマがセンターステージまで来てくれたのですが、これはもう本当に偶然ですがそろそろ戻ろうかな…というタイミングでエマが斜め後ろを振り返ったちょうどその先に私がいてですね、完全に流し目で殺されました笑

 

私とエマの間にいた女性2人組もキャー!と黄色い声を上げていたので決して見間違いではないはず笑

 

この日もエマは凄かったですからね…なぜあんなにアクションをしながら演奏できるのでしょうか…エマの動きだけはいつまで経っても見慣れることはないでしょう笑

 

とまあ最後にいい思いをさせて頂いてこのまま「悲しきASIAN BOY」で締めるのかと思いきや、最後の最後に素晴らしいプレゼントが。

 

ファンクラブ会員向けのメモリアルギフトに収録され、名古屋ではエンディングに流れた新曲「未来はみないで」をここで披露してくれるとは思っていなかったので…だから「初披露の新曲です!」とロビンが言ったにも関わらず会場もなんとも言えない雰囲気になったのではないでしょうか笑

(やるとしても東京ドームでだと思っていました)

 

公式からのお達しがあったので書きたくても書けない想いがこの曲には沢山あるので聴ける日を心待ちにしていたので本当に嬉しかったです。

(配信リリースが決定しましたのでその際には思いのたけを記事にします!)

 

なんとこの曲、30周年の絡みで書き下ろされたものかと思いきや再集結の際に最初にできた曲だったという話にも驚かされましたね…素晴らしい曲なので「ALRIGHT」ではなくこちらが復活1発目の曲でもよかったかもしれませんが、今このタイミングで聴くからこそより刺さる部分があるのも間違いないのでこれもまた”ロックンロールの魔法”なのかもしれませんね。

 

本当にどこまでもドラマチックなバンドすぎて困ってしまいます笑

 

この曲に関してはまだ詳しく触れられませんが、とにかく歌詞のある一節が素晴らしすぎてこの日も聴いていて涙が溢れてしまいました。

 

そして涙の後は最後の挨拶をするアニーの様子を見守りながら「ありがとうね…」「また会う日まで…」なんて今生の別れみたいなことを言うロビンが面白く、楽しい雰囲気のままライブは終幕を迎えました。

 

最高だった大阪!残すは東京2days!

ということで今回も長々と語らせて頂きました30周年ドームツアーは大阪・京セラドームの感想でございました!

 

シーズン2の終わりが近いことに関して何度か触れていましたが、寂しいはずなのにそんなことを一切思わせない素晴らしいステージでした。

 

とはいえ残る4月の東京ドーム2公演を一旦の区切りとしてバンドはお休みに入りしばらく彼ら4人が並び立つ姿を観れなくなるのも事実です…ツアーの最後となる東京ドームがバンドにとってもファンにとっても素晴らしいものになるよう願うばかりです。

 

ただ、ザ イエローモンキーという”ロックンロールの魔法”にかかれば何も心配することなんてないでしょう…そう強く信じさせてくれる最高の1日でした!

 

それでは改めて最高のバンドと最後までご覧になってくださったあなたに感謝を…。

 

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名古屋ドーム公演の記事はコチラ

この日披露された曲の記事はコチラ

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  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: トーキングロック
  • 発売日: 2020/01/09
  • メディア: 雑誌