仮面ライダーを愛する人による、愛した人の為の作品
公開初日の昨日、朝一番の時間に見て参りました。
「仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER」
予告編だけでも涙腺に来てしまうほどで大きな期待をしていた反面、主立った情報解禁が一向にされないことから不安も少しありましたが、仮面ライダー映画の歴史に残る傑作だったのではないかと思います。
予告でも言われていた「仮面ライダーを愛してくれたあなたへ」という言葉の通り、これまで平成仮面ライダーを好きだったことが一度でもある人にとっては心に響く内容でした。
それも制作側も仮面ライダーへの、作品の愛を持って取り組んでくれたのだろうと、素直に感じられたからだと思います。
途中から涙が止まりませんでしたし、観終わった後に色んな事に対しての感謝が溢れた作品はこれまでなかったかもしれません。
ということで感動した点を感謝と共に書き記していきたいと思います。
※以下、作品のネタバレ要素を含みますので、これから鑑賞される方はご注意下さい。
(映画を見終わってからまた見に来て下さると嬉しいです笑)
まだ見ていない人は予告編のことを綴ったこちらの記事をお楽しみください。
ありがとう、仮面ライダービルド。
まずは前作、仮面ライダービルドチームへの感謝を。
改めて彼らには”あるべきヒーロー像”というものを見せつけられました。
特に戦兎のカッコよさと頼もしさったらないです。
本作は「仮面ライダーの存在が虚構に過ぎない」と定義されてしまいそうになる世界で、人々の記憶や想いから復活していく様子が描かれていますが、戦兎に言わせれば「虚構だろうが何だろうがそんなことはどうでもイイ」というスタンスを崩さないんですよね。
それは目の前にある真実や、自分が守るべきものを守れればそれだけでイイと、見返りを求めないヒーローの、正義の本来の姿のように思いました。
この信念、彼の強さが伝わり、ビルド本編では作られたヒーローから始まった戦兎が、今となっては完璧なヒーローとして存在していることが嬉しかったです。
万丈との関係も相変わらずのベストマッチぶりでした。
まさか「万丈がバカである」ことが今作の鍵になるとは思いませんでしたが笑
メタ的なネタが許される世界でビルドの一海なのか、キバの音也なのかと言われたカシラもいい味出してました。
幻さんとのやり取りも相変わらずで、ホントこの人たちはブレないです笑
とにかく、私の好きなビルドを見せてもらえました。
ありがとう、仮面ライダービルド。
ありがとう、仮面ライダージオウ。
次は主人公である仮面ライダージオウ。
ソウゴは夢である王様になるために行動している側面が強いので、認識としてはまだ”変わった性格の持ち主”というのが正直な所でしたが、本作で彼は私の中で完全にヒーローとして認識できるようになりました。
自分たちの本来の世界に戻ってきたソウゴからすれば、放っておいても仕方のない違う世界の出来事だったにも関わらず、わざわざ救おうとしてくれた時、彼は私のヒーローになりました。
元々仲間のことを考えられる優しい性格の持ち主だとは思っていましたが、そこに責任感が伴ってくれば、紛うことなきヒーローです。
本作でソウゴのことをより好きになれました。
ゲイツもしっかり活躍してくれました。
真面目な分、ギャグシーンで彼の存在は映えますよね。記憶を失った状態のツクヨミを監視している所やクジゴジ堂改めモジモジ堂でのおじさんとのやり取りは笑えました。
ウォズが「地球の本棚」を使用することできたのはただただ不思議でしかありませんでしたが笑
ともかく、お祭り的な本作でも立派に存在感を発揮していた仮面ライダージオウにも感謝です。
特典はこのシートでした。全種類欲しい!
ありがとう、仮面ライダー電王。
そして本作最大のサプライズを起こしてくれた仮面ライダー電王。
恥ずかしげもなく言いますと、故障して不安定だったタイムマジーンを突如現れたデンライナーが助けたところから泣きそうになってました笑
映画を見る前に、誰もが期待していたことがあると思います。
それは今回、特別な扱いをされているクウガ、電王、Wのキャストが出演してくれるのかどうか。
どう考えても難しいのはわかっていますが、どうしても期待だけはしてしまいます。
Wのライドウォッチが風麺のマスターから渡された時点でWに関しては難しいと悟りましたが、電王に関してはまだ可能性を捨てきれていませんでした。
だから、はじめから変身した状態で現れた時はやっぱり難しかったか…と諦めかけました。
でもアナザー電王を倒した後、変身解除された足元が映った時点でもう涙が溢れてましたね。
ついに、野上良太郎が、佐藤健が仮面ライダーに帰ってきてくれたのですから。
(この一文を書きながら思い出して泣いてます笑)
良太郎の顔がスクリーンに映った瞬間の劇場のどよめきは凄かったです。
こんな経験はこれまでしたことがありませんでした。
残念ながらウラタロスが憑依した状態だったので全員集合とはなりませんでしたが、良太郎とイマジンたちが一緒のフレームに映っているのを再び見れる日がくるとは…目と鼻から水がとめどなく溢れました笑
言葉の端々から感じるイマジン達の良太郎への熱い信頼がただただ嬉しく、そして何より最後のモモタロスの言葉がすべてでした。
言葉を交わす前にしっかりと2人が見つめ合いますが、あの”間”の取り方は絶妙でしたよね。
ほんの数分、本当に短い時間ではありましたが、良太郎が仮面ライダーに帰ってきたという事実、期待に応えてくれたことが何よりも嬉しかったです。
できればウラも一緒に並んでいる所が見たかったですけど、これ以上は望みすぎだと思うので何も言いません!
本当にありがとう、仮面ライダー電王。ありがとう、良太郎。
(ウラに憑依したままだったのはレジェンドが簡単に出演できない理由としてよく言われている「現在のイメージとの乖離」を避けるための最大限の配慮だったのではないかと、自分では勝手に思っています)
良太郎のことはパンフレットにも掲載されていない徹底っぷり。すごいです。
ありがとう、レジェンドライダー。
佐藤健の出演はもちろん最高に嬉しい出来事でしたが、電王以外のレジェンドライダーに関しても本人の声が聞けたのは嬉しかったです。
特にアギト、龍騎、ディケイド、ゴーストは新たに収録してくれていました!
たとえ声だけでも、今の彼らに触れることができるのは本当に嬉しいです。
折角登場しても姿しか見られないのと、ライブラリーとはいえ声が聴けるのは天地の差がありました。
ここでも相当頑張ってくれたんだなーと思うと、制作には感謝しかありません。
それぞれのライダーの活躍も観ることができ、変な話、興奮で脇汗すごかったです笑
挙げるとキリがありません…クウガのバイクアクションは単体になりますが、ファイズアクセルとカブトのクロックアップ、キバとウィザードの逆さづりなど、同時に見せるにしても組み合わせが工夫されていて痺れました。
あの連続の戦闘シーンは一生見ていても飽きないでしょうね笑
この構図最高にかっこいい…私の行った劇場はグッズの取り扱いが少なかったのでまた買いに行きたいです。
最後にもう一度。ありがとう、仮面ライダー。
箇条書き形式で感動した点を綴って参りましたが、まだまだ書き足りないのが正直なところです。
肝心な物語に関してほとんど触れられていないので、後日、感想記事その②をお送りしたいと思います!
(今回、いつもの記事の2倍の文字量でお届けしています笑)
では最後に、改めて感謝を。
「覚えている限り、仮面ライダーは存在する。」
本作品で象徴的なこの言葉。
これは今まで仮面ライダーを好きだった気持ちと、これからも好きでいさせてくれること、仮面ライダーへの想いの全て受けとめ許容してくれる、とても大切な言葉になりました。
あくまでも子供向けの作品に、30歳になった自分がこんなに熱中してていいのか?そう思わないこともないです。
好きなことを好きだと、堂々と言えることを自分は誇りに思っていますが、周りからは珍しがられることの方が圧倒的に多いですから。
だけどこの映画は、この言葉は、仮面ライダーは全てを許してくれるんだと、確信させてくれました。
なのでこれからも、堂々と仮面ライダーを愛し続けていきたいと思います。
ありがとう、仮面ライダー。そしてこれからもよろしく。
そして、最後までお読み下さったあなたにも感謝を。ありがとうございました。
よろしければその②の記事も楽しみにしていてください!
※その②はコチラからどうぞ!
全ライダーを振り返った「私と仮面ライダー」の記事も宜しくお願いします。
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